恋愛しているとどうしても生まれてくる気持ちのひとつが“執着”。
「私がこれだけしているのに、彼が私の期待に応えてくれない。」
「前の彼が忘れられなくて、いつまでも思いだしてしまう。」
「私はこれだけは譲れない。私はこういう恋愛がしたい。」
自分の中でだけ決めつけていたら、うまくいくものもうまくいきません。
相手への執着は、自分の幸せ願望だけを相手に押し付けて、お互いに行き詰まりを感じさせるだけです。
自分では執着してるとなかなか気が付かないものなので、ちょっと自分の気持ちを確認してみましょう。
彼が私の期待に応えてくれない付き合う前でも、付き合ってからでも、
「相手のためにしてあげたことがすべて自分にも返してもらえると思い込むあまり、彼が私の思い通りに動いてくれない……。」と思ってしまう事ありませんか?
いつまでも“してあげたこと”だけに執着すると、相手も嫌がります。「その期待には応えられない」と思うのは当然でしょう。
「私ならこうするのに! 」と、相手に強要してることはありませんか?
LINEの返事を急かしたり、プレゼントしたものと同様のものをねだったり……。それらはすべて彼の任意や「してあげたい」という気持ちから生まれる行動です。
見返りを期待して、相手に強要するものではありません。
相手を思いやった任意の積み重ねがうまくいくことが、恋愛がうまくいくコツです。
まずは自分が“してあげたこと”だけに目を向けるのをやめましょう。
前の彼が忘れられない初めてできた彼氏なんてのは、その後の恋愛のスタンダードになってしまうことが多いのです。
ですが冷静に見てみると、別にその彼が“世の中の最高の彼氏”ではないはず。
自分にとっては最高だったのかもしれませんが、それって付き合ってる間だけの話ではないでしょうか?
別れて他人になってまで、あなたへの思いやりを込めた言動を同じように返してくれはしませんよね?
一方通行の愛をいくら前の彼にかけたところで、相手は返してくれません。
いつかと同じように、自分に愛情を返してくれることもありません。あなたを納得させてくれることもないでしょう。
願っても手に入らない気持ちにいつまでも執着していると、いつまでもつらい気持ちなだけでなく、周りが見えず新しい彼も見つかりません。
まずは前の彼への執着を捨ててみましょう。
私の恋愛はこうあるべきだ「こうあるべきだ」という自分の理想を、相手に強要するのはNGです。
あくまでも相手が行動するのは任意なのです。
「目いっぱい条件を譲ってるのに……」と思っていると、絶対に相手にばれます。「妥協して付き合っているのかな」と感じさせることもあるでしょう。
条件に執着している人には、同じように“条件”で見る人しか寄ってきません。
きっと相手も思ってます。「俺は精いっぱい譲ってるのに……。」と。
そんな人は嫌だと思うなら、まずは自分の執着を捨てることが近道ですよ。
執着した後は成長できている誰かの何かに執着してしまってもいいことはありませんよね。しかし、悪いことばかりでもありません。
執着してしまった後は「恋愛はきれいごとだけではない」と多少なりとも知っているはず。
きっといままでとは違った見方ができるようになり、ひとつの執着を捨てるといろんな角度から幸せが見つかります。
執着で失敗してしまったという人はぜひ、次の恋愛に生かしましょう!
(只野/ライター)
(愛カツ編集部)
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