怒り老人(bowie15/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

多くの高齢者が穏やかで、とりわけ子供に対しては寛容で優しい。そんな印象が強いものの、時には常軌を逸した行動で世間を驚かせる人も確かにいる。このほど大変な問題行為で起訴された女の驚くべき暴走には、多くの人が驚かされた。

■キレた老婆の凶行

米テキサス州ウィチタフォールズで暮らす女(81)が車を運転中、ある家の前庭で9人の子供たちがプールに水をためて遊んでいる姿を見てなぜか激昂。

15歳にも満たぬ子供たちに向かい「こんな場所でプール遊びをするんじゃないわよ!」と絶叫するなり車を急発進させ、轢き殺す勢いで子供たちに向かい車を走らせるという驚きの行動にでた。

この様子を見ていた人物が大慌てで子供たちを安全な場所に避難させたため、女は子供たちに危害を加えることを断念。今度は車を後退させ近くのバイクにぶつけ、そのまま逃走したという。

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■まさかのカーチェイス

「キレた老婆がいる」との通報を受け、警官隊も出動する大騒動に発展。その後ほどなくして警官隊は逃走中の女を発見し「すぐに停車しなさい」と命じたが女は応じず、それどころかどうにか逃げ切ろうと車を猛スピードで走らせた。

カーチェイスに発展しても動じることなく女は16キロ以上も先まで逃げたというが、その後に車がオーバーヒートし動かなくなってしまったとのこと。

この大騒動で身柄を確保されたのは5月だが、その後に体調を崩し入院したこともあり手続きが遅れ、このほどようやく起訴されたと現地メディアが報じている。

■過去にも警察沙汰

子供たちを大変危険な目にあわせ、その後は「逮捕されてなるものか」と死にもの狂いで逃げたというこの老婆。そのストレスもあったのかしばしの加療が必要になったというが、「まったく懲りない暴走老人」という声もあがっている。

この女は過去にもたびたび問題行動で人々に迷惑をかけていたとみられ、不法侵入や妨害行為などで通報された結果「逮捕されたことも何度かあった」と海外メディアは大きく報じている。

■暴走する老人たち

老人は子供が好きというイメージが強いが、それどころか「イライラする」「正直言って嫌いだ」という人も決して少なくはない。

今年は同じくアメリカで暮らす68歳の男が雪玉を近所の子供(9)に投げられ、笑って許すことができず激昂。少年を怒鳴りつけ力任せに蹴り上げた末に、その顔を地面に叩きつけ気絶させたと大きく報じられた。

暴走老人のニュースは、高齢化が進む中、さらに増えていきそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

80代老婆が暴走 遊んでいた子供たちにブチ切れたあげく警察とカーチェイスに