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先天性の聴覚障がいを持つ生後4か月の赤ちゃんが、補聴器をつけて母の声を聞いた瞬間を捉えた動画が拡散中だ。赤ちゃんは生後6週の時に初めて補聴器で優しい両親の声を耳にした。それ以来毎朝、補聴器の電源を入れるとはじけんばかりの笑顔を見せてくれるという。

英ノースヨークシャー州ハロゲイトに暮らす生後4か月のジョージナ・アディソンちゃん(Georgina Addison)が初めて補聴器をつけたのは9月のこと。母親ルイーズさん(33)と父親ポールさん(32)は毎朝、補聴器の電源を入れてジョージナちゃんに朝の挨拶をするのが日課となっており、今月5日にその様子を捉えた貴重な動画をTwitterに投稿した。

動画ではルイーズさんが「補聴器の電源を入れたわよ。みんなに『ハロー』って挨拶しましょうか? 『ハロー』って言える?」と話しかけると、ジョージナちゃんは大きな目をさらに大きくして「ハァ、ハァ…」と精いっぱいの声をあげる。

ジョージナちゃんの可愛い叫びはその後も続き、ルイーズさんは「ワォ。大きな声で『ハロー』が言えたわね」と優しく語りかけている。

『SWNS TV』によると、ジョージナちゃんは誕生後すぐの検査で聴覚がほとんど機能していないことがわかり、生後6週で両耳に補聴器をつけたそうだ。

ポールさんは、ジョージナちゃんについて次のように語っている。

ジョージナの聴覚障がいはとても深刻です。それでも補聴器をつけるようになってからは音に反応するようになり、表情も豊かになりました。」

「補聴器の電源を入れると、ジョージナはまるで真っ暗な世界から光のある世界に一瞬にしてやってきたような、そんな表情を見せてくれるのです。その笑顔を見るたび、私の心は喜びでいっぱいになります。ジョージナは毎朝、音を聞くのがまるで初めてでもあるかのように反応し、素晴らしい笑顔を見せてくれるのです。」

この動画は投稿から24時間で1万件の「いいね」を獲得し、再生回数は15万を超えた。また『Mirror』『BBC News』など多くのメディアに取り上げられて拡散しており、「ゴージャス」「美しい笑顔だわ」「今日は一日幸せな気分でいられそう」「心がとろけそう」「私の20歳の娘も聴覚障がいを持っているけど、健康でハッピーな人生を送っているわ。これまでたくさんの困難もあったけど、私は娘を誇りに思っている」「素敵。涙が出た」といったコメントが多数見受けられた。

画像は『Paul Addison 2019年12月5日付Twitter「When our daughter’s new hearing aids are turned on in the morning」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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