道路工事での事故の後に、通りに人を死んだ(KatarzynaBialasiewicz/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

衝撃を受ける事件や事故。発生すればテレビや新聞、ネットメディアなどさまざまな媒体で取り上げられる。

ある時期はどのメディアをつけても、その話題でもちきりだったはずが、新しい事件や事故が起きれば瞬く間に話題も移り変わっていき、過去のものに。しかし中には、過去に起きた事件が忘れられないという人もいるはずだ。

■忘れられない人は?

しらべぇ編集部は全国10~60代の男女1,653名を対象に調査を実施したところ、全体の47.5%の人が「過去に起きた事件・事故を忘れられない」と回答している。

過去の事件と事故が忘れられない

全体の5割りに迫る数字が出てきた。たとえメディアが取り上げなくなったとしても、内容によっては忘れられないほどショックを受けたということだろう。忘れずに心の中にしまっておくのは決して悪いことではない。

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■男女で若干の差が

この結果を男女別で見ると、男性が45.0%で女性が49.9%の割合で「過去に起きた事件・事故を忘れられない」と回答。さらに年代別で男女比を分けると以下のようになる。

過去の事件と事故が忘れられない

60代以外の世代ではすべて女性の数値が上回っている。ただ男女の差にあまり開きがないのも特徴だ。その仲で唯一男女で10%以上の開きがあったのは40代。男性42.4%に対して女性が56.2%と大きく引き離している。女性のほうが過去の事件や事故を教訓として日々の教訓にしているのだろうか。

■ネット上の反応は

ネット上の反応を見てみると、事件当日の日などに思い出す人もいるようだ。なかには、現場にいたからこそ忘れないという人もいるようだ。事件の大小を問わず、目の前で有事が起きれば忘れられないのは当然といえる。

また、事件に直接的ではないにしろ、その事件で覚えた怒りが忘れられない場合もある。本来なら遭遇や目撃をしたくない事件や事故。だからこそ忘れられない人が多いのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・大山 雄也

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年8月9日~2018年8月14日
対象:全国10代~60代男女1,653名(有効回答数)

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