ボーンマス戦でケイタが今季初ゴール、華麗な連係にクラブ公式SNSが注目

 リバプールは現地時間7日にプレミアリーグ第16節の敵地ボーンマス戦に臨み、3-0と快勝した。これでリーグ戦7連勝、開幕からの無敗記録を「16」に伸ばし、首位を快走している。クラブ公式インスタグラムは、この一戦で勝利を手繰り寄せるゴールとなった2点目のシーンに注目。「実に素晴らしい」と、アシストをしたエジプト代表FWモハメド・サラーと、ゴールを決めたギニア代表MFナビ・ケイタを称賛している。

 敵地でのゲームでも、無敗街道をひた走るリバプールの勢いは止まらなかった。前半35分、自陣でのビルドアップからMFジョーダン・ヘンダーソンが約50メートルのロングフィードを前線に送ると、これに反応して裏のスペースに飛び込んだMFアレックスオックスレイドチェンバレンが体を投げ出しながら合わせて先制した。

 これで流れを引き寄せたリバプールは、同44分に華麗な連係から2点目を奪う。敵陣右サイドでボールを受けたDFトレントアレクサンダーアーノルドは、ワンタッチで左斜め前に進出していたケイタへパスを送る。ケイタは素早く前を向くとドリブルを開始。ペナルティーエリア手前で相手最終ラインと対峙すると、中央のサラーへとボールを通した。サラーはゴールと2人の相手DFを背にしながらトラップしタメを作ると、左から相手がもう1人吸い寄せられた瞬間を見計らい左足でヒールパス。完全にフリーでペナルティーエリア内へ侵入していたケイタにパスが通ると、今季リーグ戦で初の先発出場となったギニア代表MFは、巧みなアウトフロントキックで今季初ゴールを奪った。

 リバプール公式インスタグラムは、このシーンの動画を「サラーアシスト、ケイタのフィニッシュ。実に素晴らしい」との一文を添えて投稿。コメント欄では「偉大なアシスト」「卓越している」「エジプトの王」「ワールドクラスアシスト」「一流」などサラーの技ありヒールパスを称えるものや、「美しいフットボール」「これぞリバプール」とチームとしての展開力を称賛する言葉が多く並んでいた。

 また、同日に優勝争いの最大のライバルと目されていた3位マンチェスター・シティが、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチに1-2で敗戦。勝ち点差が「14」に開いたことから、「まだ負け知らず」「タイトルレースは終わった?」といった声も上がっていた。充実の内容でボーンマスを3-0で破り、首位を快走するリバプールは、このままシーズンを駆け抜け1992年プレミアリーグ発足以降、初めての頂点に立つことができるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

リバプールFWモハメド・サラーが攻撃を牽引【写真:Getty Images】