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image credit:Kathy Ouma/Facebook

 年末はネットショッピングが大盛り上がりだ。年末セールもやっているし、クリスマスギフトが欠かせない欧米では、皆がこぞって利用する。

 その間、いつもより大忙しとなるのが小包を届ける配達員たちだ。たくさんの荷物を様々な家へと届けまくっている。

 アメリカのデラウェア州に住むある女性もこの時期、大量の商品を通販で購入する。そこで、いつも荷物を届けてくれる配達員たちへ、労いと感謝を込めて、玄関先にメッセージとお菓子やジュースを置いているという。

 そこに現れたのはAmazonの配達員。彼の姿は玄関前の監視カメラが記録していた。その喜びは映像を通して世界中に伝わったようだ。

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image credit:Kathy Ouma/Facebook

配達員へのお礼に、玄関先に差し入れを置いた女性

 デラウェア州ミドルタウンに住むキャシー・オウマさんは、ホリデーシーズンのこの時期、ネットショッピングに精を出す1人だ。

 ポチッとするだけで自分が買い物に出る時間を節約できる通販は、忙しい時期多くの人にはとてもありがたい。

 しかし、キャシーさんは自分が楽をする代わりに、サンタのごとくドアからドアへと忙しく荷物を届けて回る配達員たちにお礼を忘れなかった。

 彼らの働きを労おうと、この時期になるといつもキャシーさんは家に来てくれる全ての配達員への差し入れとして、玄関先にスナック菓子やジュース、水などを入れた容器を置いておくのだ。容器には、このようなメモが添えられてある。


UPSUSPS(United States Postal Service)、Amazon、FEDEXの配達員のみなさんへ。

すこしばかりのお礼です。この差し入れを取ってください。お仕事頑張ってくださいね。クリスマスショッピングを簡単にしてくれて、ありがとう。

オウマ一家より


 アメリカでは日本と違い、特別な指定がない場合は荷物は玄関先に置いておくのが通例だ。差し入れを手渡しすることができないキャシーさんは、差し入れをカゴに入れ、メッセージと共に玄関先に置いておいたのだ。

Amazonの配達員、差し入れに大喜び

 キャシーさんの玄関先にはリングドアベルカメラが設置されてあり、そのカメラが12月2日の配達員のリアクションをバッチリと捉えていた。

 この日、Amazonの配達員カリーム・アール・リード三世さんは、小包を持ってキャシーさんの玄関先へとやって来た。

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image credit:Kathy Ouma/Facebook

 そして、差し入れが入った容器に目を留めたカリームさんは、思わず2度見し、一旦配達の小包を椅子に置いて、容器の中のメモを見ると、大声で喜びを露わにした。
わぁ!いいじゃないの!差し入れだって!ワオ!こりゃ嬉しいね。なんて親切なんだ!感激だな!

 よほど嬉しかったのだろう、カリームさんはひとつ、ふたつと差し入れに手を伸ばしている。しかもその後、喜びで小躍りしている姿までドアベルカメラに映し出されていた。

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image credit:Kathy Ouma/Facebook

小さな親切が周りに大きなインパクトを与えることもある


 キャシーさんが自身のFacebookアカウントにこの動画をシェアすると、たちまち拡散し、ニュースでも報じられるところとなった。

 これを知ったキャシーさん、5日にアカウントを更新し、配達員のカリームさんへ「あなたは多くの人に喜びをもたらしてくれたわ!」とメッセージを綴った。

 キャシーさんのちょっとした心配りと、それを素直に喜んでくれた配達員の姿は、ネットユーザーの心をとらえた。多くのユーザーから、「自分も配達員に差し入れしよう」と言う声があがったようだ。

 私もミネラルウォーター1箱とか猫砂セットとか、重い物を持ってきてもらった時は配達員さんにペットボトルのジュースやお茶を手渡すようにしているんだけど、みんな笑顔で受け取ってくれるよ。受け取ってもらえるとすごくうれしい気持ちになるよ。

References:UNILADなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52285408.html
 

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