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保護された肥満のビーグル犬が、飼い主と一緒にダイエットに励む姿が人々に元気を与えている。飼い主は身体が引き締まっていく過程や日々のトレーニングの様子をInstagramに投稿しており、フォロワーはさらに増加しているという。『Inside Edition』『Today』などが伝えている。

アリゾナ州フェニックスの動物保護施設「アリゾナビーグル・レスキュー」に5月末、オスのビーグル犬“ウルフギャング(Wolfgang)”が保護された。体重が40キロ超(90ポンド)もあり歩くのもやっとだったウルフギャングだが、同市在住のエリン・マクマナスさん(Erin McManus)とチャド・シャッツさん(Chad Schatz)に引き取られ、必死にダイエットに励んできた。

ウルフギャングの減量の過程はInstagramに投稿されており、現在の体重は約28キロ(62ポンド)。半年間で約12キロの減量に成功したものの、オスのビーグル犬の標準体重は約11キロ(25ポンド)で、ウルフギャングにはまだ17キロの減量が必要なのだ。

エリンさんはウルフギャングについて、次のように語っている。

「他の2頭の飼い犬も保護した時は肥満だったので、ウルフギャングの減量にはかなりの時間がかかると覚悟をしていました。私が引き取る前にどんな飼い主のもとで育てられていたのかはわかりませんが、だいたい6歳くらいだと思います。甲状腺の病気があるので、今は薬を飲んでいます。」

ウルフギャングが我が家にやって来た時は、身体が大きすぎてドッグドアを通ることもできず、隣の家の郵便受けまで歩くのがやっとでした。でも今では、1回の散歩で20分ほど歩くことができるようになりました。またプールで泳いだり、週に1回はリハビリセンターに行き、水を張ったトレッドミルでエクササイズをしています。不思議なことに、エクササイズ中は必ずお気に入りのおもちゃを口にくわえるんですよ。今のお気に入りはユニコーンで、運動が終わるまでくわえ続けます。1人よりも友達と一緒に運動したい人がいるように、ウルフギャングもおもちゃを心のよりどころとしているのかもしれませんね。」

現在は1週間に約450グラム(1ポンド)ずつ体重が減っているというウルフギャング。減量が成功している理由は手作りの食事にもあるようで、エリンさんは「現在は600キロカロリーダイエットに挑戦をしています。脂肪が少ないターキーをベースにサプリを混ぜ込み、野菜をたっぷり加えたものを与えているんですよ」と明かした。

そんなお茶目で頑張り屋のウルフギャングのInstagramフォロワー数はもう少しで4万に届きそうな勢いであり、エリンさんは反響の大きさについてこのように分析している。

「当初、フォロワーは私の母と他に1人か2人くらいだろうと思っていたのですが、ウルフギャングのキャラクターが人を引き寄せるのでしょうね。それに肥満の犬が必死にダイエットしている姿に、多くの人が元気づけられているのだと思います。ウルフギャングがゴールを達成する日がくるのを楽しみにしています。」

画像は『Wolfgang 2019年5月22日付Instagram「Hi guys, my name is Wolfgang and I was rescued this weekend by @arizonabeaglerescue and now I’m concentrating on living my best life!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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