外国人部下をマネジメントする上司の苦悩が垣間見えた

パーソル総合研究所は12月10日「外国人部下を持つ日本人上司の意識・実態調査」の結果を発表した。調査は8月にネット上で実施し、アルバイト派遣社員を除く872人から回答を得た。

外国人の部下をマネジメントする上で「難しさを感じること」を聞いたところ、1位は「ノウハウがなく、手探り状態である」(30%)だった。次いで、僅差で「通常業務が忙しく、マネジメントに手が回らない」(24.7%)、「うまくマネジメントできていないと思う」(22.8%)、「マネジメントは自分には荷が重いと思う」(20%)、「これからうまくマネジメントをしていく見通しが立っていない」(19.3%)といった声が挙がった。

日本人上司の2割「できれば今すぐにでも辞めたい」


外国人部下に対するギャップ」については、最多が「自己主張が強かった」(46.1%)。上位にはこのほか「日本の常識が通じなかった」(41.6%)、「昇給の要求が強かった」(40.7%)、「組織へのロイヤルティが低かった」(40.1%)、「仕事を教えるのに時間がかかった」(40%)などが続いた。

さらに、「仕事内容に対するこだわりが強く、指示したことをやってくれないこともある」(38.4%)、「評価に対する不満が強かった」(37.3%)などと自尊心の強さでマネジメントが難しくなることがあるようだ。「コミュニケーションが困難だった」(35.7%)、「協調性がなかった」(33.4%)といった文化の違いに苦悩している声も目立った。

続いて、離職の意向を聞くと、2割近くが「できれば今すぐにでも辞めたい」(17.2%)と答えた。また、「会社から何らかのサポートを受けているか」という質問に対しては、「いずれのサポートも受けていない」(46.1%)という人が約半数にのぼった。

サポートを受けている人にその種類を聞くと、最多は「受け入れについての指導・説明」(26.5%)だった。次いで「人事部による定期的なヒアリング・面談」(25%)、「受け入れについての研修」(21.1%)、「マネジメントについて相談できる窓口の設置」(20.6%)などが続いた。