医療介護専用SNS「メディカルケアステーション(以下:MCS)」を運営するエンブレース株式会社(代表取締役社長 松下和彦、以下:エンブレ―ス)は、医療介護従事者のMCSを利用した業務実態等を把握するために「第1回MCSアンケート調査」を実施しましたので、結果の要旨をご報告します。
MCSとは?
病院、クリニック、薬局、介護施設などで働く医療・介護関係者の多職種連携や、患者・家族とのコミュニケーションができる、無料でセキュアなICTツールとして、全国200以上の医師会をはじめ、9万人以上の医療・介護関係者の方に利用されています。

調査結果の公表について
医療介護従事者の方には、MCSのサービス内で、集計結果(全回答・職種別)を公開しています(無料)
詳しくは、以下のMCSホームページよりご確認ください。
https://www.medical-care.net/html/

調査概要
・調査方法   : MCS利用者を対象としたWebアンケート
・調査対象   : MCSを利用する医療介護従事者、うちアンケート規約に同意したユーザー
・調査期間  : 2019年11月19日 ~ 2019年12月8日
・有効回答数  : 約800名
・回答者属性  : 医師、看護師、ケアマネージャー、薬剤師、介護福祉士、社会福祉士、理学療法士、歯科 医師、管理栄養士、言語聴覚士、作業療法士、その他合計23職種

調査を実施した設問
MCSの利用方法
MCS利用による業務効率向上
・診療報酬・介護報酬算定のエビデンスとしての活用方法
・モバイル端末の業務での利用状況・利用意向
MCS追加機能へのニーズ

調査結果(一部抜粋)
MCSの利用方法:全体・職種別】
  • MCSの利用方法は「医療介護従事者同士の情報提供」で活用されていることが最も多く(63%)、次いで「施設間の患者情報の連携」(43%)、「地域の多施設との(患者情報以外の)連携」(40%)となった。また「診療報酬・介護報酬算定の際のエビデンス」としての活用も見られた。<図1>
  • 職種別では、医師は「患者情報の施設間連携」、看護師は「患者情報の病診連携」、ケアマネジャーは「医療介護従事者同士の情報提供」、薬剤師は「服薬指導・服薬管理」への利用が相対的に高い結果となった。
MCSによる業務効率改善効果:全体・職種別】
  • 全体では、MCSを利用することで業務効率向上に役立っている、と76%が回答。<図2>
  • 職種別では、特に医師(85%)、看護師(81%)の業務効率化に貢献できている。
【モバイル端末利用状況・利用意向】
  • 業務へのモバイル端末(スマートフォン、タブレット端末)利用意向については、「すでに利用している」は19%に留まった。一方、未利用者の利用意向は「ぜひ利用したい・利用したい」(59%)となり、未利用者の半数以上はモバイル端末の利用意向がある。<図3>

<図1>MCS利用方法
参考:MCS活用事例
「医療介護従事者同士の情報提供」
大阪府大阪市https://post.medicalcare-station.com/hospital-clinic/467/
秋田県由利本荘市https://post.medicalcare-station.com/hospital-clinic/457/
「施設間の患者情報の連携」
群馬県高崎市https://post.medicalcare-station.com/team/513/

<図2>MCSによる業務改善効果
<図3>モバイル端末利用意向
医療介護専用SNS「メディカルケアステーション(MCS)」について
MCSは完全非公開型 医療介護専用SNSです。病院、クリニック、薬局、介護施設などで働く医療介護者の多職種連携や患者・家族とのコミュニケーションツールとして、全国200以上の医師会をはじめ全国の医療介護の現場でご利用いただいています。

エンブレース株式会社について
「世界中の医療介護領域の課題を可視化し、コミュニケーションの力で解決する」をビジョンに掲げ、完全非公開型医療介護専用SNS「メディカルケアステーション(MCS)」を提供しています。当システムは、全国200以上の医師会に採用されています。医療介護現場のニーズに対応すべく、地域包括ケアシステムにおける多職種連携を実現することで、少子高齢化や疾病構造の変化等様々な社会的課題の解決を目指しています。

配信元企業:エンブレース株式会社

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