エバートンが上海上港を率いるヴィトール・ペレイラ監督(51)の招へいを画策しているようだ。イギリスBBC』や『デイリー・テレグラフ』が伝えている。

今シーズンここまで低迷が続くエバートンは今月5日にマルコシウバ前監督(42)を解任。

7日に行われたプレミアリーグ第16節のチェルシー戦はクラブOBのダンカン・ファーガソン氏が暫定指揮官を務め3-1の快勝を収めたが、クラブはファーガソン暫定体制を継続する意思はなく、アーセナル指揮官のウナイ・エメリ氏や、バレンシア指揮官のマルセリーノ・ガルシア・トラル氏、ボーンマスのエディ・ハウ監督など複数の後任候補をリストアップしている。

BBC』や『デイリー・テレグラフ』が伝えるところによれば、エバートンはその候補者の中でペレイラ監督の招へいに最も力を注いでいるようだ。

アンドレ・ビラス・ボアス監督(現マルセイユ)の右腕として、生まれ故郷のポルトで頭角を現したペレイラ監督は2011-12、2012-13シーズンにポルトリーグ2連覇に導いた。

さらに、オリンピアコスでもリーグ制覇を成し遂げた同監督は、フェネルバフチェ、1860ミュンヘンを経て2018シーズンから上海上港を指揮。就任1年目となった昨シーズンは中国スーパーリーグ制覇に導くなど、極東の地でもその手腕を発揮している。

なお、『テレグラフ』によると、エバートンはペレイラ監督に対して3年契約を打診し、ここまで前向きな話し合いを進めているようだ。ただ、上海上港から高年俸を受け取っていることもあり、引き抜き交渉は難航が予想される。

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