チャンピオンズリーグ(CL)・グループH最終節、アヤックスvsバレンシアが10日に行われ、0-1でバレンシアが勝利した。

首位のアヤックス引き分け以上でグループ突破を決められる一戦。リーグ戦では首位に立っているものの、直近のヴィレム戦でリーグ初黒星を喫している。

対するバレンシアの突破条件は勝利、もしくは引き分け以下の場合でも、同勝ち点で並んでいるチェルシーの結果次第で決勝トーナメントに進むことが出来る。なお、チェルシーとは当該成績で有利に立っているため、最終的に同じ勝ち点の場合、バレンシアが勝ち抜けとなる。

まずはホームのアヤックスの攻撃。8分、タグリアフィコのクロスをボックス左で受けたタディッチが左足でシュート。フリーでのシュートだったが、惜しくも左に外れた。

一方、開始2分のロドリゴのヘディングシュート以降、なかなかチャンスが作れなかったバレンシアだが24分、左サイドから攻撃を繋げると、右のハーフスペースでボールを持ったフェラン・トーレスからパスを受けたロドリゴがボックス中央からゴールに流し込んだ。

このままではグループステージ敗退の可能性が出てきたアヤックス。43分にジイェフのクロスをファン・デ・ベークが合わせたが、ゴール目前でガヤにクリアされてしまった。

後半からアルバレスを下げてデストを投入したアヤックス。前半以上に攻勢を強めるものの、67分のジイェフのシュートが左に外れるなど、ネットを揺らすに至らない。70分にはラングを下げてフンテラールをピッチへ送り、さらなる活性化を図る。

しかし、スコアに動きはないまま試合は推移。80分から85分にかけて両チームにイエローカードが入り乱れる展開となる中で、後半アディショナルタイムにはバレンシアのガブリエウが相手に頭突きを見舞い一発退場となってしまう。

結局、後味の悪くなってしまった試合は0-1でアウェイのバレンシアが勝利。7年振りの決勝トーナメント進出を決めた。一方、敗れたアヤックスは他会場でチェルシーが勝利した為、3位に後退。昨季ベスト4まで勝ち上がったオランダの雄は、ヨーロッパリーグ(EL)に回ることになった。

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