バルトメウ会長はメッシを高く評価しつつ、若手の台頭に関しても期待

 バルセロナジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、クラブの象徴とも言えるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに「終身契約」を提供する意向を示しつつ、下部組織から若い才能を発掘したい思いを吐露している。衛星放送「FOXスポーツ」マレーシア版が報じた。

 メッシは現地時間7日、日本代表MF久保建英が所属するマジョルカと対戦。リーガ・エスパニョーラで35度目となるハットトリックを達成し、チームを5-2の勝利に導いた。また先日には6度目のバロンドールを受賞し、世界のトッププレーヤーだと改めて証明している。

 バルセロナバルトメウ会長は、イタリア紙「ラ・レプッブリカ」のインタビューで「バルセロナのファンは、3日ごとにメッシを楽しめる幸運に恵まれている」とメッシについて言及。さらに、若手にも期待していることを明かした。

「レオの後を継ぐことは不可能だ。彼がここにいなくなれば、異なるプレーを余儀なくされてしまう。我々はポスト・メッシの準備ができているとは言えないが、長期的に若い選手たちに賭けてみようと決めたことは事実だ。今、我々がしなければならないのは心配することではなく、楽しむことだ。すでに(元スペイン代表MFアンドレス・)イニエスタにおこなったように、私は彼と終身契約をしたいと思っている。彼は、いつでももう十分だと言える権利を獲得するんだ」

 バルトメウ会長は「サッカー選手としてメッシナンバーワンだし、我々は数年後に完全に理解できるだろう。なぜならレオはバルセロナの歴史を変え、世界のサッカーの歴史をも変えたんだから」と意図を説明している。メッシはいつまでバルセロナで現役を続けることになるのかも興味深いところだ。(Football ZONE web編集部)

バルセロナFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】