東京2020オリンピック」で活躍が期待されるアスリートたちに密着する「村上信五∞情熱の鼓動」(夜1:55-2:55、フジテレビ)。12月15日(日)は、空手・組手の植草歩選手とカヌー・スラロームの羽根田卓也選手の強さの秘密に、村上信五が迫る。

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■ 村上がカナディアンカヌーを体験

羽根田選手の「カヌー・スラローム カナディアンシングル」は、片方にだけブレードのついたパドル1本を持って激流を下りながら、コースにつるされたゲートを通過し、いかに早くゴールできるかを競う競技。

体格的に大きい外国選手の方が、ストロークが長くて有利と思われがちだが、羽根田選手は「この競技の面白いところは体格差を技術で埋められるところ」と語る。

その技術というのは、“水の呼吸を読むこと”と説明されるが、村上は「ん?」と疑問に思い、「もう少し詳しく聞いてもいいですか?」とさらに尋ねる。羽根田選手が「水の呼吸って言って、皆さんピンと来ないんですね」と不思議そうな表情を浮かべると、村上は「来ないよ(笑)。我々は水は飲むものやからね」とコメント。羽根田選手は水が流れている方を差し、「“水の呼吸”聞こえませんか?あちらから」と再び問いかけるが、村上は当然のように「皆無」と答え、笑いを誘う。

そこで、“水の呼吸”とは一体何かを解明すべく、村上がカナディアンカヌーを初体験する。乗るだけでも難しく、村上は「危ない危ない」と言いながらなんとか安定させる。しかしパドルを手にすると、さらに安定させるのが難しくなり「先生いじわる、どうしようもできへん」と音を上げる。

収録後、村上は「(水の呼吸を)つかめるわけないやん。今日だけでつかめたら世界選手権出とるわ!何の呼吸も分からへんかったわ」と語り、カヌーという競技の奥深さを知る機会となった。

世界レベルの“突き”を体験

続いて村上は、空手・組手の植草選手の元を訪ねる。空手の組手とは、突きや蹴りなどの有効技を相手に入れてポイントを稼ぐ競技。そんな組手で世界を制した植草選手の“突き”を村上が体験する。

道着に着替えて植草選手と向き合う村上。構えや基本的な動きを教わり、突いたらその拳を瞬時に胸の位置まで引かないとポイントにならないと聞き実践するも、「むず~」と慣れない動きに戸惑い、難しさを身をもって体感する。

今度は、植草選手の突きを受けてみるが、「怖い怖い」と思わず後ろに下がろうとする。一瞬で突いて、次の一瞬ではもう離れている植草選手の俊敏な動きに驚きを隠せない村上。さらに、植草選手の得意技である“中段突き”を受けると、植草選手が一瞬にして腰を落とすことで、村上の視界から消えたように見え、「ちょっと誰か、ここ立ってくれへん?」と世界を制した技の速さに圧倒される。(ザテレビジョン

カヌーを体験する村上信五(手前)と羽根田卓也選手(奥)