ヨーロッパリーグ(EL)・グループL最終節、マンチェスター・ユナイテッドvsAZが12日に行われ、4-0でユナイテッドが勝利した。

すでに突破を決めている両チームによる首位通過を懸けた一戦。ユナイテッドは国内リーグトッテナムマンチェスター・シティに連勝し、スールシャール解任間近という状況から一転して結果を残している。一方のAZもリーグ戦は6連勝中と絶好調だ。

まずはAZの攻撃。4分、右ウイングで先発起用された菅原が左から入ったクロスを胸トラップし反転シュート。両チーム通じて最初のシュートはGKロメロの正面に飛んだ。

しかし、その後の試合は停滞。直近のシティ戦からスタメンを9人入れ替えたユナイテッドは精度が上げられず、最前線でマルシャルが奮闘も空振り。AZは41分に右から入ったグラウンダーのクロスにデ・ウィトが飛び込んだが、惜しくも合わせることは出来なかった。

ゴールレスで迎えた後半、マルシャルのシュートがクロスバーを掠めたユナイテッドは53分に試合を動かした。マタとA・ペレイラのコンビで左サイドを突破すると、ボックス手前のマティッチから再びマタへ。ボックス左からの折り返しはファーに流れてしまうものの、走り込んでいたヤングが豪快にシュートを突き刺し先制点を挙げた。

これで肩の力が抜けたユナイテッドは量産体制に入る。先制から5分後の58分、敵陣左サイドで奪われたボールをすぐに奪い返すと、拾ったグリーンウッドがボックス手前から右隅に決めて2点目。その4分後には、ドリブルを仕掛けたグリーンウッドが相手に倒されPKを獲得。これをマタが決めてリードは3点に広がった。

さらに64分には、相手のクリアボールを敵陣で奪って前線に繋げると、マティッチのパスを受けたグリーンウッドがボックス右からニアにシュートを突き刺す技ありゴールで4点目。グリーンウッドはEL5試合で4ゴール目となった。

勝敗は決定的となった中で、菅原は68分にお役御免。あまり存在感を示すことは出来なかった。

結局、試合は4-0でユナイテッドが勝利。この結果、グループLはユナイテッドが首位通過、AZは2位で決勝トーナメント進出を果たした。

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