第43回トロント国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス部門」観客賞受賞、痛み知らずのアクションヒーローを描くインドのエンターテインメント映画『燃えよスーリヤ!!』が12月27日(金)より全国公開する。この度、双子の日12月11日)にちなんで、軽快な音楽とともに双子の登場人物の因縁が描かれた、本編映像の一部が公開された。

主人公スーリヤは一見何の変哲もない青年だが、じつはどんな痛みも感じないという特別な体質の持ち主だった。幼い頃に祖父から渡されたカンフー映画に衝撃を受けて以降、街の悪党を倒すため独自にカンフーの特訓を積んできた。ある日、スーリヤは離ればなれになっていた幼馴染が街を牛耳る悪の組織に狙われていることを知り、カンフーと痛み知らずの身体を武器に、悪の組織との全面戦争を決意する。

この度公開された本編映像は、主人公スーリヤの憧れの師匠である、片足の空手マン・マニの過去が明かされるシーン。マニには双子の兄弟であるジミーがいて、ふたりは幼い頃、同じように空手を習いながら、マニは空手の道へと進み、ジミーはいまや悪党集団のボスになっていた。いったいふたりに何があったのか?そして、なぜマニは片足を失ったのか?映像ではノリノリの音楽とともに、彼らの意外な過去を知ることができる。

この双子をひとりふた役で演じているのは、グルシャン・デーヴァイヤー。ふたりのキャラクターに関して監督は、「ジミーとマニは陰と陽の関係だ。グルシャンだったら演じられると思ったんだ。彼らは中身がまったく違い、全ての面で真逆でなければいけない。マニは穏やかな人物だから、ケンカが起きたら相手をけしかけるようなことはしないし、不必要な戦いはせずにその場から立ち去ることができる。しかしジミーは、喧嘩っ早いし自ら火種を作ろうとするタイプで、逃げる犬を後ろからさらに吠えて煽る犬のよう。グルシャンはそんなイメージを持って演じていたみたいだよ。本編ではもはや別人。見事に演じてわけてくれた」と絶賛した。

『燃えよスーリヤ!!』
12月27日(金)より全国公開

『燃えよスーリヤ!!』