今回紹介するのは、rainmanさん投稿の『シルバーアクセ型マイクロパンジャン』という動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

胸元にキラリと光る英国魂
英国式ティーパーティーにはぜひこちらをお供に
パンジャンパンジャンパンジャンパンジャン(^O^)


 皆さんは「珍兵器」というワードをご存知でしょうか? 兵器とは、敵対する人間やそれらが運用する武具を殺傷・破壊する為のものを指します。その中でも

「思ったような戦果や成果を挙げられなかった」
「そもそも全く役に立たなかった」
「あるいは十分使えるけど何かが常識から外れている」
「時代を先取りしすぎた」

 といった1癖も2癖もある兵器を「珍兵器」と呼びます。そんな「珍兵器」の1つである第二次世界大戦中に英国で生まれた『パンジャンドラム』。その兵器を投稿者のrainmanさんがシルバーアクセサリーとして制作した様子を動画で紹介しました。

 ちなみに、『パンジャンドラム』は、ボビン状の構造で車輪に装着されたロケットモーターを一斉に噴射させることによって車輪を回転させて走行する兵器です。

 はじめは、型を作るために金属を削ってパンジャンドラムの車輪部分を糸鋸で削っていきます。

 切り取った部分をつなげ合わせるとこのような形になります。この時点で、パンジャンドラムの基本の形が出来上がっています。

  続いて、車軸部分を作っていきます。旋盤と呼ばれる対象物を切り削る機械を使って、円柱型の形を作ります。

 出来上がった車軸と車輪部分を溶接していきます。

 完成したのがコチラ。見た目は完全にパンジャンドラムそのものです。

 先ほど作成したものをベースに、複製用のゴム型を作っていきます。

 ゴム型を作り終えたら石膏の型を作り、複製を始めます。

 型の中に熱した銀を流し込みます。その後、出来上がったものを冷やします。ヤスリなどを使って細かな処理を行なえば、完成となります。

 あのパンジャンドラムが見事にシルバーアクセサリーになりました。とても丁寧に制作しているため、作業工程がとても多くなっています。ですので、今回は大幅なダイジェストで紹介しました。
 匠の技が随所に垣間見ることができますので、気になる方はぜひ動画をご視聴ください。

視聴者のコメント

職人が英国面に堕ちた結果
最高級ボビン
無駄に洗練された無駄のない無駄なボビン
パンジャンはこう作られるのか…
本物のパンジャンドラムよりまっすぐ転がりそうなくらい精密


▼動画はこちらから視聴できます▼

シルバーアクセ型マイクロパンジャン

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