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定食チェーン「大戸屋」を展開する大戸屋ホールディングスは12月12日、ツイッターで「ガイアの夜明け」(テレビ東京、10日放送分)に言及した。番組では同社の残業削減に向けた取り組みを紹介したが、山本匡哉社長の説教シーンなどにネット上では「パワハラではないか」といったコメントが相次いでいた。

同社の投稿は以下の通り。

「『ガイアの夜明け』をご覧頂いた皆様、ありがとうございました。現在も残業時間を含め、働き方の改革中です。ご視聴頂いた皆様からのご意見を誠実に受け止め、社員の皆さんが健全に働ける環境づくりを会社全体で取り組んで参ります。この度は貴重なご意見をありがとうございました」

ネット上のパワハラ指摘に「貴重な意見として受け取っています」


キャリコネニュースは同社の広報に取材。「ガイア」の取材を受けた狙いについて「総合的な広報判断」と説明する。詳細は「番組編成サイドとの話し合いにつき差し控える」とした。

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また、残業時間が超過した店長を呼び出し、山本社長が説教するシーンなどに「パワハラ」との指摘があることについては

「貴重な意見として受け取っています」

と回答。ツイッターの投稿でも「この度は貴重なご意見をありがとうございました」と締めくくられていたが、こうした指摘に対しての"感謝"だったようだ。

具体的な取り組みについては「社内事情につき、詳細は差し控えます」

続いて、投稿で言及した「社員の皆さんが健全に働ける環境づくり」について、具体的な取り組み内容を尋ねると「柔軟に、改善に向けて、総合的に努力します」とコメント。「具体的に何に対して努力するのか」については

「社内事情につき、詳細は差し控えます」

と述べるにとどめた。

2月には、店内で従業員が商品のプリンを口に含む、ズボンを脱ぐなど不適切な動画の投稿が相次ぎ、バイトテロに苦しんだ大戸屋。翌3月には全国の一部店舗が一斉休業するまでに至った。

今回の放送では、広報担当者の言う"社内事情"を広く一般に知らしめることとなってしまった。今後の取り組みにも注目が集まることは間違いないだろう。