中国メディア・東方網は12日、間もなく終わる2019年について「日本はタピオカミルクティーによる恐怖の支配を受けた1年だった」とする記事を掲載した。

 記事は、2013年に一度日本に入ったものの一過性のブームに終わったタピオカミルクティーが、今度は「タピる」が流行語になるなど社会現象化するほどのブームを呼んだと伝えた。

 そして、若者を中心にインスタグラムやツイッターでタピオカミルクティーの写真を載せることがトレンドとなり、やがてミルクティーだけでは収集がつかなくなり、様々な派生商品が世に出ることになったとし、今年日本で発明された奇妙な「タピオカ周辺」商品を列挙している。

 まず、食べ物以外の商品として、タピオカミルクティーの香りがするリップクリームを紹介。唇に塗ると、まさにタピオカミルクティーを飲んだ後のような感覚になるという使用者の感想を伝えた。

 次に紹介したのは、タピオカを用いた主食の数々だ。斬新なタピオカミルクティーつけ麺に始まり、イクラの代わりにしょうゆ漬けのタピオカを載せたニセイクラ丼、タピオカミルクティーを使った炊き込みご飯などを挙げた。そして、主食以外ではマーボー豆腐ならぬ「マーボータピオカ」などが出現したことを紹介している。

 さらには、北海道の北大博物館では土器で飲めるタピオカミルクティーが登場して話題を集めたほか、7月の参院選では投票証明書を見せるとタピオカミルクティーなどが半額になるキャンペーンを展開する店も現れ注目されたと伝えた。

 今年1年間で日本国内のタピオカ関連飲食店は爆発的に増え、様々な菓子で「タピオカミルクティー味」や「タピオカ風」のものを見かけるようになった。このタピオカ人気は、来年に入っても続くのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

2019年、日本にとってはあるモノによる「恐怖の支配」を受けた1年だった=中国メディア