移籍実現の場合はFA杯でのエバートンとの伝統的な“マージーサイド・ダービー”でデビューへ

 ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間12日、リバプールへの移籍で合意に至ったことが英国内でこぞって報じられているが、英紙「メトロ」は、移籍が実現した場合は、来年1月5日に控えるFA杯エバートン戦でのデビューが濃厚であると伝えており、「宿敵から砲火の洗礼を受けることになる」と伝えている。

 ザルツブルクで6シーズン目を迎えている南野だが、世界を驚かせたのはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節の敵地リバプール戦(3-4)だった。要塞アンフィールドで豪快なボレー弾を叩き込み、1ゴール1アシストの大活躍を披露していた。リターンマッチとなった第6節でも、縦横無尽な走りで決定機を演出するなど、リバプール守備陣を苦しめていた。

 英紙「インディペンデント」はリバプールが違約金の設定額である725万ポンド(約10億4000万円)を支払うことで南野獲得の合意に至ったと報じ、英国内では一気に加入のニュースが飛び交った。そして、英紙「メトロ」は「南野はエバートン戦でのデビューに向けて準備」と見出しを打ち、早くもデビュー戦について言及している。

 一部報道では来年1月2日に控えているプレミアリーグ第21節シェフィールド・ユナイテッド戦でデビューする可能性が取り沙汰されているとされ、同記事では「5日の“マージーサイド・ダービー”でデビューする可能性が極めて高い」と説明し、「南野はリバプールの宿敵から砲火の洗礼を受けることになるだろう」と指摘している。

マージーサイド・ダービー”と言えば、イングランド屈指の伝統的なダービーマッチだが、1月5日に控えるFA杯3回戦エバートン戦でデビューとなれば、大きな注目を集めることになるのは間違いないだろう。(Football ZONE web編集部)

英国内でリバプール移籍が報じられている南野【写真:Getty Images】