マルチ商法』とは、販売組織の加入者が他者に新規加入を勧誘し、連鎖的に販売組織を拡大していく商法です。『ネットワークビジネス』とも呼びます。

加入者が品物を売ることでリベートが入る仕組みであるため、強引な勧誘が繰り広げられることは少なくありません。

ネットでは、「簡単に儲けられる方法がある」としつこく勧誘を受けたり、飲食店で長時間説得されたりといった被害報告が上がっており、警視庁自治体は注意を呼びかけています。

カフェで『マルチ商法』の書類にサインをしようとした学生が…

ある日、カフェで休憩をしていた、でんでん@de__n)さん。その時に起こった一連の出来事をTwitterに投稿したところ、反響が上がりました。

投稿者さんの隣の席では、複数人からマルチ商法の勧誘を受けている学生がいたのだとか。

学生がトラブルに巻き込まれないかハラハラしながら話を聞いていた、投稿者さん。学生が書類にサインをしそうになった瞬間、思わずこういってしまったといいます。

「えー!名前書いちゃうの!?やめた方がいいと思う!」

※写真はイメージ

つい投稿者さんの中にある『大阪のおばちゃんのリミッター』が外れ、厄介ごとに首を突っ込んでしまったというのです!

突然止めに入った投稿者さんを前に、勧誘していた人たちは「ちゃんとした会社ですから、大丈夫です」と反論。

投稿者さんがすかさず「ちゃんとした会社だったら一晩考えさせるやん!やっぱりやめた方がいいと思う!」というと、勧誘していた人は「強制はしていません」といってきたのだとか。

そこで、投稿者さんは「本人がええならええけど、よう考えや!あと、ハンコだけは押したらアカンで!」といい、店から出ることに。

しかし、『大阪のおばちゃん』の助太刀はここで終わったわけではありませんでした。なんと、投稿者さんは店の外で様子をうかがうことにしたのです!

しばらくした後、店から出てきた学生に投稿者さんはいい聞かせるようにこう告げ、去って行きました。

「あれはよくある手口やで!あんなすぐサインするとか絶対にアカンで!世の中いい人ばっかりちゃうからね!よう考えや!クーリングオフは知ってるね!?」

一般的に、マルチ商法で多大な利益を得ることができるのは一握りといわれています。大量の在庫を抱えたり、逆に損をしたりするケースは珍しくありません。

また、こういった商法は『特定商取引に関する法律』の連鎖販売取引で厳しく規制していると、警視庁は注意を呼びかけています。

その後、勧誘を受けた学生がどうなったかは分かりません。しかし、投稿者さんの助太刀がなければそのまま書類にサインをしていたことでしょう。

投稿者さんの投稿は3万回以上拡散され、11万件を超える『いいね』が寄せられました。

素晴らしい。おせっかいはヒーローの基本です!

・数年前、似たような経験をしたことがあります。その時はトイレで助言しました。

・自分だったらガン見するだけで、何も助けられないと思います。その勇気を尊敬します。

実際に強引な勧誘を受けて困った経験がある人からは「こういう人がいると助かる!」という声もありました。

断りにくくするため、交友関係を利用したり、複数人で詰め寄せたり、言葉巧みに説得したりと、あらゆる手を使うマルチ商法の勧誘。

もし危険な状況を目にしたら、勇気を出してこっそり助言をするか、『大阪のおばちゃん』になることで、被害者を1人でも減らすことができるかもしれません。

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[文・構成/grape編集部]

出典
@de__n
※写真はイメージ