まだ若いのにもう薄毛?!気になる薄毛や増毛の知識
まだ若いのにもう薄毛?!気になる薄毛や増毛の知識

「まだ若いはずなのに、最近髪が薄くなってきたな…。」と悩んでいる方はいらっしゃるのではないでしょうか?

薄毛はその対策や増毛など分からないことだらけ!という方が多い反面、なかなか周りには相談しにくいことがあるのも事実です。

そこで今回は、若年性脱毛症から増毛、薄毛対策までを簡単に説明していきます。

そもそも若年性脱毛症とは?

若年性脱毛症とは、10代、20代や30代前半など年齢が若い時に見られる脱毛症のことです。

ストレスなどが原因となるストレス性脱毛症やAGAによる脱毛症も、若年性脱毛症の一つとして考えられるケースもあります。

若年性脱毛症の特徴としては、壮年性脱毛症に比べ、薄毛になる部分が特定されておらず、側頭部に脱毛症の症状が見られたり、後頭部に円形脱毛症の症状が見られるケースなどがあります。

生え際や頭頂部が薄くなる壮年性脱毛症との違いは、大きく分けてここにあります。

どのようなものが原因として考えられるのかというと、割合として一番多いのはストレスによる薄毛です。

若年層では仕事へのプレッシャーや周囲からの雑音などの影響で、心理的に強い影響を受け、心身ともに髪の毛に悪影響を及ぼすことが考えられます。

髪の毛が全体的に薄くなるというよりは、一部分に集中して特定箇所だけが髪の毛がなくなるというケースが多い症状です。

ただ、ストレスの改善とともに薄毛も改善されていきます。

地肌が目立っている状態でも、びっくりするぐらい元のように戻るので、「一生この状態が続いてしまうのか・・。」などの心配はありません。

また、ストレス以外では喫煙や飲酒というのも大きな影響を与えています。

この2つは血管への影響の大きい行為で、髪の毛の通り道である血液の循環を悪くしてしまい、ひどい状況だと気管支炎や喘息、肺がんなどを招いてしまう可能性も秘めています。

血管の収縮を与えるタバコとお酒は、決して髪の毛に良い影響は与えません。

動脈硬化を招いて、抜け毛を助長してしまいますので、できるだけ控えた方が良いでしょう。

若年性脱毛症に効果的な改善方法

若年性脱毛症

具体的な改善方法ですが取り立てて、何かをしなければいけないという事ではありません。

一番重要なことは普段の生活を見直すということです。

しっかりと睡眠をとる、ストレスのない生活を心がける、食事に気を配る、喫煙や飲酒などは極力抑えるようにする、などの基本的なことを見直すだけでも、大きな改善効果が得られるでしょう。

そして、そういった基本的な生活を見直した上で、さらなる効果を求めるなら育毛シャンプーや育毛剤、さらにはサプリメントの使用も効果的といえるでしょう。

必要な栄養素サプリメントで補給して、血行促進効果と血液の流れを良くする効果がある、育毛シャンプーや育毛剤を定期的に使用することで、少なくとも1年以上続けていれば改善の傾向は見えてくるでしょう。

20代には増毛はよくない?

薄毛の対策法は先ほども紹介した育毛シャンプーサプリメントなどいくつかありますが、その中に人工的な髪の毛を用いる増毛法があります。

カツラとは違って増やしたいだけの量を自然に増やすことができますが、20代くらいの若い方にはあまりおすすめできません。

それでは20代の方の増毛がよくない理由をご説明していきます。

増毛の仕組み

20代には増毛はよくない?増毛のデメリットとは
増毛は人工毛を自毛に編み込むタイプや、特殊な粘着シートなどに植えこんだ人工毛を頭皮に貼り付けるタイプなどいくつかの種類がありますが、いずれも人工毛を使って見ための毛量を回復させるものです。

一気に毛量を回復できますが、この方法は若い方にはあまりお勧めできないのです。

なぜ20代には増毛はおすすめしない?

なぜ若い方にはおすすめしないかというと、薄毛の状況にもよりますが多くの場合、見た目に薄毛になっていても毛根はまだ生きていて、近年開発された薄毛治療を施すことによって、毛根は活力をとり戻し、自分の髪をしっかりと生やせるようになる確率もあるからです。

治療には当然費用はかかりますが、一般的にこの治療費は増毛にかかる費用よりも安くなることが多いのです。

費用がより安く、偽物の人工毛でなく自分の髪の毛を生やせるならば、それに越したことはありませんよね。

40代、50代となって完全に毛根が死んでしまった場合は増毛も良いでしょうが、まだ毛根が生きているうちは、その力を回復させて自分の髪の毛を増やす方が気持ち的にも楽ですよね。

メリット・デメリット

増毛のメリットとしては見た目の毛量の回復に期間を要せず、施術当日から一気に増やすことができる、薄毛が気になる特定部位に増毛を施工できる、植毛と違って身体的に負担がない、などがあります。

デメリットとしては自毛に編み込むため、自毛が成長すると人工毛が浮き上がってしまうこと、そのために定期的にメンテナンスが必要であること、そして増毛施術とメンテナンスに多額の費用がかかり、しかもそれが以後ずっと継続することが挙げられます。

身体的な負担がなく、短時間で増毛が可能なのは嬉しいですが、費用の負担やまだ毛根が生きていることを考えれば、20代の方には、やはり増毛よりも薄毛治療を優先させることをおすすめします。

適度な運動で頭皮ケアを

適度な運動で頭皮ケアを
薄毛や抜け毛対策で大切なのは、髪の毛の土台である頭皮をしっかりケアすることです。

頭皮ケアといえば、頭皮マッサージや髪の毛の洗い方などをイメージする方が多いかと思いますが、忘れてはいけないのが運動です。

運動をすることによって頭皮にどのような効果を与えるのか、頭皮ケアと運動の関係性や必要性についてご説明します。

運動が頭皮に与える効果とは?

頭皮ケアと体を動かす運動というと、あまり関係がないように感じますが、運動する事によって頭皮の状態を良くする事が出来るのです。

具体的には、下記の様なメリットが挙げられます。

・血行が良くなる

・新陳代謝が良くなる

・ホルモンバランスが良くなる

・ストレスを解消出来る

この4つの事が、特に運動することで得られる頭皮への効果です。

血行を良くする

頭皮の血行不良は頭皮を硬くしてしまったり、栄養不足を招いてしまったりと抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。

運動して体の筋肉を使うことによって、心臓からの血液を全身に運びやすくしてくれるのです。

特に足のふくらはぎの筋肉を使うことによって全身に血液がまわりやすくなります。

ふくらはぎの筋肉は血液を上に引き上げるポンプ的な役割を持っています。

新陳代謝を良くする

体を動かすと汗をかきますよね。

この汗は熱くなった体を冷ます為に体温調節をしてくれているのですが、それによって体に中に溜まっている老廃物も排出してくれるので、より血行を良くしてくれます。

お風呂に入って半身浴をしていっぱい汗をかくといいと言われているのもこの為です。

ホルモンバランスが良くなる・ストレスを解消出来る

運動をすることによって、男性ホルモンも女性ホルモンにも変化があります。

男性ホルモンの悪玉テストステロン、女性ホルモンの悪玉エストロゲンを減らしていくことが出来ます。

そして交感神経や副交感神経の自律神経を活発にしてくれるので、正しく機能するようになってホルモンのバランスを整えてくれます。

「体を動かす」→「交感神経が活発になる」→「体を回復させる為に寝やすくなる」→「副交感神経が活発になる」→「睡眠によって成長ホルモンが活発になる」

上記のような流れを作り出す事が出来き、ホルモンバランスを良くしていってくれます。

ストレス解消というと大袈裟かもしれませんが運動すること、体を動かす事によってリフレッシュできますよね。

抜け毛や薄毛予防には有酸素運動がおすすめ!

運動といっても2種類あります。

それは、有酸素運動と無酸素運動で、抜け毛や薄毛予防におすすめなのは有酸素運動です。

有酸素運動というのは、あまり筋肉を使わずに体に負荷をかけないようにして体を動かす運動で、20分以上体を動かす事によって、体に溜まっている体脂肪を燃焼させてくれる運動の事です。

有酸素運動をする、又、汗を体からかくことによって、発汗作用によって血液の流れがよくなりますし、筋肉をがっちりとつけていく無酸素運動と違うので男性ホルモンの抑制が出来ます。

頭皮にケアにおすすめな運動

・ジョギング

・ウォーキング

サイクリング

・水泳

無理なく体を楽に動かせる事が大事になってきます。

好きな音楽を聞きながら、軽くジョギングしながら疲れたら散歩に切り替えるなどしていくのも良いです。

運動というとキツイ、激しいなどというイメージがありますが、それは無酸素運動です。

無酸素運動は男性ホルモンを多く分泌してしまうので、抜け毛や薄毛対策には良くないです。

そのため、有酸素運動で体の力を抜いて楽な気持ちで20分以上体を動かす事を心がけてください。

それが自然と抜け毛や薄毛予防に繋がっていきます。

薄毛・抜け毛でお悩みの方は、是非頭皮ケアのために運動を始めてみてはいかがでしょうか。

薄毛になる習慣