知将や名将揃いのなか、ラニエリ監督やベンゲル監督もトップ10入り
チームの勝利にとって大きな意味を持つ監督の存在。良い監督がいれば、それだけ勝利を積み重ねることができると言えるだろう。英サッカーサイト「フットボール365」は、プレミアリーグの「過去10年間における監督ランキングTOP10」を発表。ジョゼップ・グアルディオラ監督、ユルゲン・クロップ監督といった名将たちを抑え、栄えある1位にはサー・アレックス・ファーガソン監督が輝いている。
智将、名将揃いとなった今回のランキング。まず6位以下で注目したいのは、8位のアーセン・ベンゲル監督と7位のクラウディオ・ラニエリ監督だろう。
ベンゲル監督は長きにわたってアーセナルを指揮。10年から16年までは4位以内フィニッシュを続け、優勝こそ手にすることができなかったが、チームをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に導き続けた。最大の功績は90年代と2000年代と言っていいが、この10年間を振り返ってもトップ10に入れるべき存在なのは間違いない。
また7位のラニエリ監督は、“ミラクルレスター”の指揮官と言えば理解できるだろう。FW岡崎慎司(現ウエスカ)らを擁した15-16シーズンは、数々の強敵をなぎ倒してクラブ創設132年目にして初優勝を達成。「奇跡」と称されるほどの偉業を成し遂げている。
上位陣は近年、プレミアリーグで結果を残し続けている指揮官たちが並ぶ。4位にはリバプールでカリスマ的な存在となっているクロップ監督、3位にはマンチェスター・シティで数々の記録を更新しているグアルディオラ監督が入った。また2位には、先日トットナムの監督を解任されたものの、トットナムをCL準優勝にまで伸し上げた指揮官、マウリシオ・ポチェッティーノ監督がランクインしている。
この10年で2度のプレミア制覇、手腕の光る名将が堂々1位
そんな錚々たるメンバーを抑えて1位に立ったのはファーガソン監督だ。
この10年で2度のプレミア制覇を成し遂げたのはグアルディオラ監督とファーガソン監督のみ。また“戦力”という意味では、大型補強を続けるグアルディオラ監督のシティとは比較にならず、あれだけの戦力でリーグのトップに到達させる実力を評価している。またこの10年で最低順位が2位というのも指揮官の評価に大きく関わっているようだ。
選手だけでなく、監督もすぐに入れ替わる昨今。そのなかでもしっかりと結果を残し続ける指揮官は、今後も多くのサポーターの記憶に残っていくことだろう。
【一覧】英メディア発表「過去10年間における監督ランキングTOP10」
英サッカーサイト「フットボール365」が発表した「過去10年間における監督ランキングTOP10」は以下のとおり。
1位 アレックス・ファーガソン(マンチェスター・U)
2位 マウリシオ・ポチェッティーノ(トットナムなど)
3位 ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・C)
4位 ユルゲン・クロップ(リバプール)
5位 サム・アラダイス(ウェストハムなど)
6位 ブレンダン・ロジャース(リバプールなど)
7位 クラウディオ・ラニエリ(レスター・シティなど)
8位 アーセン・ベンゲル(アーセナル)
9位 ロイ・ホジソン(サンダーランドなど)
10位 エディ・ハウ(ボーンマス)(Football ZONE web編集部)
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