食事を写真で記録すると、AIが食品の種類と量を推定し、ダイエットや健康管理に役立てるモバイルアプリFoodvisorが、450万ドルを調達し、国際展開の加速を目指している。AIを使ったカロリー計算は、GoogleやMITによる研究も知られており、4600億ドルに上る栄養管理市場が注目されている。

カメラで食品を撮影すると、人工知能がカロリー計算してくれるアプリ

従来の栄養管理アプリは、ユーザーが食べたものやカロリーを自主的に記録するのに依存していた。しかしFoodvisorは、最先端の人工知能(AI)や機械学習の技術を駆使し、カメラで撮影した食品を認識するアプリだ。

ユーザーが身長・体重・ライフスタイルなどを入力すると、個人に最適なカロリー量や栄養バランスが提案される。iOS及びAndroidで基本的な機能は無料利用できるが、年に60ドルのプレミアムプランに登録すると、専門家から食事に関するアドバイスが得られる仕組みだ。

Googleも参加する栄養管理市場における人工知能開発

全世界の栄養管理市場は年率6.6%で成長し、2025年には4654億ドルに達するとの予測がある(Meticulous Research調べ)。食品関連アプリ人工知能を活用する動きは、2015年Googleが発表したlm2Caloriesにさかのぼる。同技術はInstagramに投稿された写真からカロリーを計算するものだ。また、MIT(マサチューセッツ工科大学)が携わるPic2Recipeは、食品の写真から含まれる材料とレシピを予測する人工知能プログラムである。

データが集まるほどに精度が上がる人工知能開発では、200万ダウンロードを達成したFoodvisorが大きくリードしたと言える。フランスで創業された同社は、欧州を中心にユーザーを獲得してきたが、2019年11月に450万ドルを調達したのを契機に、米国や世界各国への展開を推進すると見られている。

Foodvisor