女優の芳根京子が、12月13日東京都内で行われた映画「ぼくらの7日間戦争」の公開初日舞台あいさつに登壇。共演の北村匠海、宮沢りえ、そして村野佑太監督と共にアフレコの思い出などを語った。

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本作は、2000万部を発行するベストセラー「ぼくらの七日間戦争」シリーズが原作で、主人公の少年と一週間後に東京へ引っ越すことが決まっている少女、そしてその仲間たちが古い石炭工場に秘密基地を作り、大人たちと戦う姿を描く青春エンターテインメント。

芳根が演じるのは、鈴原守(北村)が思いを寄せる千代野綾。文化祭のミスコンで優勝するほどの美人だが、誰に対しても優しく、17歳の誕生日を迎える一週間前に地方議員の父親の都合で、東京に引っ越すことになってしまう…というキャラクターだ。

清らかな白を基調とした衣装で登場した芳根は「千代野綾の声をやらせていただきました芳根京子と申します。今年の6月に声を入れさせていただいて、そこから半年で皆さんに見ていただけること、本当にうれしく思います。これからたくさんの方に見ていただけるように私も頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします」と丁寧にあいさつ。

今回の舞台あいさつでは、約30年前に公開された実写版のヒロイン・宮沢が今作の宣伝活動として初登壇。

芳根もこの実写映画を見たようで、作品の感想を「こうやって大人の階段を上っていくんだな、みたいな…。やっぱり皆さんが通る道っていうものはあるんだなとも思いましたし、今の時代にはない、この時代の力強さみたいなのをすごく感じて、すごくうらやましく思いました」と語った。

■ 芳根「いつかいい未来が見える日がくる」

また、子どもたちが主役の映画ということで、今の10代へ向けて見てほしいポイントを語る場面も。

芳根は「絶対人って一人じゃないなってすごく思います。私も学生のころ、本音を言える友達と出会ってすごく変われた自分がいて、今は親だったりとか仲のいい友達だったりとか、地元の友達だったりとか、自分をさらけ出せる人、本音を言える人がいるというのは強くなれるなというふうに思いました。

今、何か不安だったり、悩みを抱えている方がいたとしても、絶対に大丈夫です! 絶対に、いつかいい未来が見える日がくるし、絶対に希望の光ってあると思うから。

だからこの作品を通して、私も10代の方からしたら2つ、3つだけ先輩っていう立場として、一緒に頑張っていけたらいいなって。この作品と一緒にみんなで頑張りたいなと伝えたいと思いました」と熱くメッセージを送った。

最後に、芳根は「本日はお越しいただきありがとうございました。『ぼくらの7日間戦争』は、ここから始まります! 

ぜひ皆さまのお力をお借りできたらなと、強くお願いしたいです。2019年ラスト、この作品で皆さんといい1年を締められたらいいなと思いますので、また劇場に見に来てください。よろしくお願いします。ありがとうございました」とちょっぴり胸いっぱいになった様子を見せながら、丁寧にあいさつして会場を去った。(ザテレビジョン・取材・文・撮影=蒼野星流)

芳根京子が映画「ぼくらの7日間戦争」のイベントに登場した