2歳にもなると男の子は好奇心と冒険心が何にも勝ってしまう。電車など乗り物が特に好きだ。だからこそ親は、駅のホームでは絶対に目と手を放してはならない。
■一目散に走る男の子
米国ニューヨーク市ロウアー・マンハッタンで11日、地下鉄4路線の複合駅となる「フルトン・ストリート駅」の2番線ホームに入ってきた北方面行き列車が、2歳の男の子をはねて死亡させた。
連れていたのは20歳の母親で最初は手をつないでいたが、ホームに向かう階段を下りた途端に男の子は一人で走り出し、ホームから転落したという。
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■スニーカーの紐が…
ホームと電車の間にはさまれ意識不明となった男の子は、搬送先のニューヨーク―プレスビティリアン・ロウアー・マンハッタン病院で死亡が確認された。
ニューヨーク市警察のその後の調べで、母親は「自分のスニーカーの紐が緩んでいることに気付き、それを直そうと手を放した一瞬の出来事でした」などと話しているという。
■あまりにも悲痛な事故
ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ(NYCT)、ニューヨーク州都市交通局(MTA)、ニューヨーク市警はいずれもこの事故の後、SNSに「あまりにも痛々しい出来事に胸が張り裂ける思いです」「この深い悲しみを表現するには280文字では足りません」などと綴っている。
目撃談を得て「男の子は足を滑らせた」と伝えているメディアもあり、ニューヨーク州都市交通局と市警が現在、監視カメラの映像を分析しながら転落の原因、そして事件性がないかなども慎重に調べている模様だ。
■悲しみに打ちひしがれる母親
2歳くらいの男の子というのは、興味があるものを発見すると一気に駆け出すもの。なぜそのタイミングで緩んでしまった自分の靴紐が気になってしまったのか、なぜ息子の手を放してしまったのか、母親はいくら後悔しても後悔しきれないと肩を落とし、涙に暮れている。
もうすぐクリスマス。そのためのショッピングだったのか、母親は当時3つの大きなバッグを両手に持っていたという。
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