ナイフ(BrianAJackson/ iStock /Getty Images Plus/写真はイメージです)

まだ10代の男が、年上の恋人に激昂。暴力をふるったうえにナイフを取り出し、顔にひどい傷を負わせる事件が発生した。暴力的だったという男は過去にもトラブルを起こしており、今回被害を受けた女性は「このまま死ぬかと思った」と語っている。

■激しい口論勃発

米テキサス州で暮らすある男(19)が、恋人(22)との話し合いの最中にカッとなり我を失った。

このときふたりはアパートの中で自分たちの関係につき議論していたというが、それがあっと言う間に口論に発展。男は女性の首をつかんで動けない状態にした上で、顔面が内出血し腫れ上がるほどパンチをあびせたという。

その回数は、約10回。女性はこのとき「このまま死んでしまうのではないか」とさえ考えたというが、男の暴力はその後さらにエスカレートした。

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■ナイフで彫り込んだ字

愛しているはずの女性を何度も激しく殴りつけた後、男はナイフを手に持ち女性の頭が動かぬよう固定。そのおでこにナイフで傷をつけ、自分の名前を刻み込むという凶行に及んだ。

また男には明らかな殺意があったらしく、傷を負った女性に対し「お前の遺体をどうするか決めるまで、クローゼットの中に隠しておくつもりだ」などと口走ったとのこと。

しかし殺害には至らず、その後に男は逃走。通報を受けた警官隊が駆け付けたときには現場にはいなかったというが、その後に身柄を確保され、現在は署にて取り調べを受けている。

■トラブルまみれの過去

この男には暴力癖があるらしく、過去に何度もDV事件を起こしていたと判明。たびたび警察沙汰になったというがそれでも懲りていなかったらしく、またしてもひどい事件を起こしてしまった。

今回は約815万円という高額な保釈金を支払うまで署を出られないというから、1月に予定されている裁判を前に家に戻ることは困難だとみられている。

■女性を心配する声

この事件が大きく報道される中、世間からは女性が受けた暴力そのものより、心的ダメージを心配する声が噴出中だ。

PTSD心的外傷後ストレス障害)を克服するには何年もかかるに違いない」「立ち直りを助ける意味でも、傷を消すことができる医師を探してあげて」「相手を選ばない男女交際は危険」というコメントも、インターネットに多数書き込まれている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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