電動コーヒーミルやコーヒーグラインダーはどれも同じと考えていないだろうか。プロの目から見るとその考え方は甘いようで、プロダクトによって成果物の完成度や使い勝手に違いがでるようだ。

開発メーカーFellow Productは、市場に並んでいるコーヒーグラインダーに絶望し、コーヒーマニアから初心者までがコーヒーを楽むためのプロダクトを開発した。

同メーカーは以前にもKickstarterにてコーヒーブリューワー「Duo Coffee Steeper」や、ドリップ用電気ケトルStagg EKG」などのキャンペーンを成功させ、そのこだわりぶりが定評を得ている。

・PIDモニターにより豆のサイズを均一に

電動コーヒーグラインダーは、豆の量や偏りによってモーターの速度が変化。これが出来上がった豆のサイズを不均一にしている。

Ode Brew Grinderにはセンサーを搭載されていて、「PIDフィードバック制御」と呼ばれる機能で、豆にかかる力と速度を均一にしている。同機能を搭載している家庭用コーヒーグラインダーは初とのこと。

モーターの負荷を監視して、最後の豆まで把握。豆がなくなると自動的に停止するため、不快な空回り音を聴かなくて済む。また、歯は大型64mmのプロ仕様となっており、安定した豆挽きを実現する。

・設定によりフレンチプレスやコールドブリューなどの調整可

Pour Overやフレンチプレス、コールドブリューなどに対応し、11の設定と31段階の挽き具合の調整ができる。

挽いた豆の分量(20g、40g、60g、80g)を測定し、スムーズに容器に移せる。容器はズレないようにマグネット式というこだわりぶりだ。

さらには、クリーニングもしやすいような設計になっていて、フロントパネルを取り外して歯のメンテナンスが可能。

現在Kickstarterにて支援を受付中のOde Brew Grinderだが、残念ながら日本は発送対象になっていない。ただ、Fellow Productの以前の開発プロダクトと同様、日本での流通も十分あり得ると考えられ、市場に並ぶのが楽しみだ。

Ode Brew Grinder/ Kickstarter