ワトフォードFWサールがリバプール戦で痛恨ミス「どういうわけかチャンスを拒絶する」

 リバプールは現地時間14日、プレミアリーグ第17節でワトフォードと対戦し、ホームで2-0と勝利を収めた。首位に立つリバプールが危なげなく8連勝を飾った一方、ワトフォードがこの日最大の決定機の場面で見せた痛恨ミスに、英メディアは「年間ワーストミス?」と注目している。

 ザルツブルクの日本代表MF南野拓実の獲得が目前に迫っていると報じられているリバプールだが、この試合では前半38分にエジプト代表FWモハメド・サラーが鋭い切り返しから華麗な右足のコントロールショットを決めて先制すると、後半45分には再びサラーが味方のシュートのこぼれ球をヒールで流し込み追加点を奪った。

 リバプールが開幕から無敗(16勝1分)を維持し、独走態勢を築く一方、この試合でワトフォードが迎えた最大の決定機で、セネガル代表FWイスマイラ・サールが犯した痛恨のシュートミスに注目が集まっている。0-1で迎えた前半42分、左サイドを突破したワトフォードMFジェラール・デウロフェウが鋭いクロスを入れると、リバプールGKアリソンが弾いたボールがサールの足もとに転がる。ゴール正面でこれ以上ないビッグチャンスを迎えたが、豪快な空振りで棒に振ってしまう格好となった。

 このワンシーンに英紙「デイリー・メール」は、「年間ワーストミス? 3000万ポンド(約44億円)の男サール、どういうわけか押し込むだけのチャンスを拒絶する」と見出しを打って報じ、「最高級のチャンスでミスを犯した」と綴っている。もしあの場面でサールが同点弾を決めていれば、試合の流れが大きく変わった可能性が十分にあっただけに、ワトフォードにとっては悔やんでも悔やみきれない痛恨ミスとなってしまった。(Football ZONE web編集部)

ワトフォードFWイスマイラ・サール【写真:Getty Images】