独自の視点で時事問題や芸能ニュースを取り上げるバラエティー番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)。12月15日の放送では、俳優の梅宮辰夫さんが慢性腎不全のため81歳で逝去したことについて取り上げた。
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梅宮さんは、映画「不良番長」「仁義なき戦い」シリーズで東映の黄金期を築き、その後も多数の映画、テレビドラマに出演する一方、得意の料理などでバラエティー番組でも活躍。最近ではロバート・秋山竜次の体ものまねでも話題となった。
ヒロミは「僕らが若い頃にバラエティーにも出てくださって。映画の世界のスターさんって触れられないじゃない。番組でも入ってくると『おい、今日おまえこの時間までに終われよ』とか『辰兄、分かりました!』みたいなふうに言われてうれしかったっていうのがあって。
2年前くらいに、(梅宮)アンナちゃんにたまたま会った時に『お父さん、今、病気なんで、ヒロミさん電話してあげて』って言われて『え、俺が? 喜ぶかな?』って、電話番号もらって。
でも、梅宮さんに電話ってなかなかできないじゃない。でも言われたから一回かけてみようって思ってかけて『梅宮さん、大丈夫ですか?』『ああ、大丈夫だ大丈夫だ』って話せたっていう」と梅宮さんとの思い出をしんみり語った。
「ダウンタウンDX」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(ともに日本テレビ系)など、バラエティー番組で共演の多かった松本人志は「(奥さんの)クラウディアさんにも出ていただいて、スタッフのむちゃな注文にも応えていただいて。1年前くらいにDXに来ていただいて、顔色とか見て割と厳しい状況なのかなと思って。でも、やっぱりバラエティーを一生懸命やっていただいて。
あ、ちょっとごめん、俺泣きそうになってきた。あかんわ。とにかく、思い出すと悲しくもなるんですけど、なんか、ふっと思い出し笑いしてしまうところもいっぱいあって、僕もそんな先輩になりたいなあと思わせてくれる人でしたね」と涙ぐんだ。
また、梅宮さんが60周年パーティーの前に転んで顔を数十針縫う大けがをした際のことについて触れ、松本は「それでもあのまま出てきて、俺の顔に免じて許してくれ言うて、オペラ座の怪人や言うて、これはもう見習うしかないなと思いましたよ」と梅宮さんを敬った。
ヒロミも「一切逃げがないというか、そのまんまを見てくれというか、アンナのことがあっても逃げないから全部話してくれるし」と同意すると、松本は「あれが本当のプライドなんやろね。こんな顔やから出たくないってプライドはみんな持ってるかもしれないですけど、いやいやそうじゃない、これで出るんだっていうプライドを持ってらっしゃる方っていうのがすごく分かりました」と梅宮さんの偉大さを語っていた。
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