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 この愛くるしい顔を見てほしい。このまま野に解き放ったら戦闘力的にかなり問題があるだろう。キツネの場合、何らかの事情があり人の手によって保護されたものの、人に懐きすぎて野生に戻せなくなるというケースが続発している。

 このキツネ、プリンちゃん(英国風にいうとプディング)もその1匹だ。

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 プリンちゃんは3年前、英国、ノーサンプトンシア州で母親に育児放棄され、ラッシュデン国立フォックス福祉センター(NFWS)に保護された。それ以来ずっと人間の手で育てられた為、すっかり人間に慣れて、野生には戻せない状態で、この保護センターのペット的存在となっている。ペットというか、もうマドンナだ。

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 カメラを向けると、どういうポーズをすればかわいく写るのか、よくわかっていらっしゃるようで、写真写りがすごく良い。

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 とてもおちゃめな子で、海を越え、アメリカのテレビでも報道され、フェイスブックでも人気急上昇中だ。

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 NFWSのマーク・ヘミントンによると、引き取った当初は野生に戻すつもりで、ほかのキツネの子どもたちと一緒にして、エサの捕り方などに慣れさせようとしたが、プリンちゃんは人間と一緒にいるのを好んで、ヘミントンから離れようとせず、どんなに冷たくあしらっても、追い払っても、その作戦はことごとく失敗したという。

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 だが本来、野生動物にとって最適な場所はあくまでも野生である。今回は例外中の例外だとヘミントンは主張する。実際にキツネを飼いならそうとすることは勧めていない。

 NFWSは、20年以上、病気や怪我をしたキツネを保護してきたボランティア団体で、ヒゼンダニ症に苦しむキツネの治療もおこなっている。


Pudding the fox September 7th 2014"

via:dailymail・原文翻訳:konohazuku

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52171903.html
 

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