最新の3ヶ月予報によるとこの冬は暖冬になる傾向にあるそう。地域によってはここ1〜2週間の昼間は暖房なしで快適に過ごせる日がありました。ところで、気温は冬らしからぬ暖かな日があるものの、空気の乾燥については、例年通りに感じるのは筆者だけでしょうか。今回は、筆者自身も冬が来るたびにチェックしてしまう部屋の乾燥対策や注意点についてご紹介します。


改めてチェック!空気の乾燥が招くトラブルとは?

空気の乾燥が招くトラブルについてチェックしてみましょう。
まずは「肌のトラブル」。冬の寒暖差や空気の乾燥により、肌の水分が奪われることなどでカサつきが進み、健康な肌に保つためのバリア機能が低下して、肌の粉ふき・かゆみ・あかみ・吹き出物ができてしまうなどのトラブルに繋がります。季節の変わり目に基礎化粧品をより保湿の高いものにするなど、見直してみましょう。
次に、「風邪を引きやすい環境や体の状態」になることも。風邪の主な原因となるウイルスは、空気が乾燥していると、より飛び散りやすくなります。その上、乾燥によって鼻や喉の粘膜の防御機能が低下すると、風邪を引きやすく、体調悪化を招くことがあります。厚生労働省のホームページ内、インフルエンザに関するQ&Aにも、インフルエンザ予防のひとつとして、適度な湿度(50〜60%)に保つことが推奨されています。また、水分の摂取量が少ない傾向にある冬は「隠れ脱水」と呼ばれる症状になりやすいとも言われています。
◆出典:厚生労働省ホームページ「インフルエンザQ&A」


生活習慣の延長でできる!「部屋の乾燥対策」

普段の生活の延長でできる、部屋の乾燥対策をご紹介します。
まずは、「濡れタオルや洗濯物を室内に干す」です。これは筆者も既に実践している対策ですが、加湿効果抜群! しかし、洗濯物の生乾きや、においなどが気になるという方は、この時期だけ部屋干し専用の洗濯洗剤を使用したり、サーキュレーター扇風機を使って風を流すなどすると良いでしょう。
次に、「お湯を沸かす」ことです。お鍋ややかんケトルでお湯を沸かし、蓋を開けて置いておくだけで加湿できます。また、お湯を多めに沸かして耐熱ボールなどに入れて、リビングやダイニングのテーブルの上に置いておくのも良いでしょう。ただし、小さいお子様がいるご家庭では、熱いお湯や調理器具などによる火傷に十分ご注意くださいね。
さらに、ご自宅に「観葉植物」を置かれている方は、葉に霧吹きで水を吹きかけるなどして、乾燥対策に役立てるのも良いでしょう。植物によっては、霧吹きを好まない種類もあるので、事前にご確認ください。
なお、加湿によって部屋の湿度が高くなりすぎると、結露やカビの原因となることもありますので、適度な換気や結露の拭き取りをこまめに行ってくださいね。

部屋の中を適度な湿度に保てるよう、今すぐできることから始めてみませんか?

すぐできる!身の回りにあるもので「部屋の乾燥対策」を