インテルは15日、セリエA第15節でフィオレンティーナとのアウェイ戦に臨み、1-1で引き分けた。

前節ローマとのビッグマッチを今季初のノーゴールに終わった首位インテル(勝ち点38)は、5日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦では決勝トーナメント進出が懸かった中、主力温存の相手に屈辱の敗戦を喫し、グループステージ敗退となった。心身ともにダメージを負った中、バルセロナ戦のスタメンからゴディンに代えてバストーニのみを変更した。

モンテッラ監督の首が危うくなっている4連敗中の12位フィオレンティーナ(勝ち点16)に対し、立ち上がりからボールを保持したインテルは8分に先制する。ブロゾビッチダイレクトパスをボックス左で受けたボルハ・バレロがDFを外してGKのニアサイドを破るゴールを割った。

ボルハ・バレロの恩返し弾で先制したインテルは14分、バデリのコントロールシュートが枠の右隅を捉えたが、GKハンダノビッチが好守で凌いだ。

ヒヤリとしたインテルはその後、一進一退の攻防を強いられると、前半半ば以降はポゼッションで盛り返されていく。

そんな中39分、インテルが追加点を奪いかける。スルーパスでボックス右に抜け出したルカク折り返しをL・マルティネスが受けてゴールを決めたが、VARの末にルカクのポジションが僅かにオフサイドでノーゴールとなった。

43分にはルカクが決定的なヘディングシュートを浴びせるも、GKドラゴウスキにビッグセーブで阻まれ、インテルは1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、インテルが立ち上がりからボールを持った中、前半に負傷していたキエーザが59分にプレー続行不可能となったフィオレンティーナに65分、カストロヴィッリの強烈なミドルシュートでGKハンダノビッチが強襲される。

その後も押し込むインテルは73分にルカクがGK強襲のシュートを浴びせると、終盤にかけても追加点に迫っていく。

しかし、追加タイム2分に落とし穴。キエーザに代わって出場していたヴラホビッチがドリブルで持ち上がり、ボックス左に侵入。左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右に突き刺さった。

19歳FWに痛恨の同点ゴールを許したインテルはこのまま1-1で終了。ユベントスにかわされ、首位陥落となっている。

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