子供は未来をつなぎ、支えていく大切な存在。そのため、子育てや教育に関わる仕事は社会で重要な役割を担っています。

しかし業務時間が長かったり、仕事内容がハードすぎたり、その割に給与が低かったりと、教育現場ではいわゆる『ブラック』な職場が問題視されることも。

教育現場で働く人の労働環境が改善するよう、ネットではたびたび多くの人が声を上げています。

小学校で1年働いて分かった『教員が足りない理由』

以前、小学校の教員として働いていた、こちゃ(@cocha51)さんは、自身の経験を元に『小学校で1年間働いて感じたことレポ』をTwitterに投稿。

当事者視点で描かれるこちゃさんの実録漫画に、考えさせられる人が続出しています。

小学校の教員が目にした『教育現場の崩壊』 描かれたリアルに「知らなかった」の声

今回、こちゃさんが描いたのは教員が足りない原因

子供を指導する立場の教員が少ないのは、社会全体の問題でもあります。その理由は、なんなのでしょうか。

ブラックな環境の職場が多いため、教員になっても病気や一身上の都合で退職してしまう人は少なくないといいます。

現にこちゃさんの場合は、学校にいた時間が1日で12時間ほど。また、帰宅しても翌日の授業の準備などがあるため、休息をとる時間がほとんどなかったそうです。

教員が減ることで人手不足になり、さらに現職の負担は増えることでしょう。また、ブラックな現状を知り、教員を目指す人も少なくなってしまいます。

こちゃさんの問題提起に対し、多くの人から意見が寄せられました。また、現職の人や元教員からは共感する声が相次いでいます。

・とても分かりやすく、問題点が具体的に指摘されていて感動しました。

・現職ですが、激しく同意します。辞める人が多い上に、教員自体の数も減っていますよね…。

・元中学校教員です。当時のつらい気持ちを思い出しました。土日は部活動参加で本当に苦しかったです。

・もっと教員の負担を減らせないのだろうか?テストの採点はアルバイトに頼むとか。

指導者がいなければ、教育現場は崩壊してしまいます。それは、社会全体に大きな打撃を与えるでしょう。

より多くの人がこの現状について知り、考え、意見を述べることで、社会全体が少しずついい方向に変わっていくかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

出典
@cocha51