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マイナーチェンジ プロパイロットも改良

日本では累計13万台以上を販売しているEV、日産リーフ。2020年2月に、マイナーチェンジ・モデルが発売されることが判明した。

マイナーチェンジの内容は、運転支援技術の「プロパイロット」、駐車操作のすべてを自動制御する「プロパイロット・パーキング」を、ドライバーが自然と感じる運転に近づけるというもの。

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日産リーフ改良新型

具体的には、「プロパイロット」は、下り坂での設定速度の保持や、スムーズなブレーキ操作ができるように改良が施される。これにより、プロパイロット走行時にドライバーが感じるストレスが軽減されるという。

注目の「プロパイロット・パーキング」は、駐車時の発進や切り返しの際の待ち時間を短縮。さらに、停車状態のままでの据え切りを減らすなど、制御を最適化している。

これにより車庫入れや、前向き駐車の時間を約20%短縮することに成功した。

トヨタの駐車支援は?

日産の「プロパイロット・パーキング」は、駐車時のアクセルブレーキ、ハンドル、シフト、さらにパーキングブレーキまで、すべてを自動制御するという機能。

同時期に日本発売されるトヨタの新型ヤリスでは、同様の機能として「アドバンスト・パーク」が搭載される。

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同時期に発売される新型ヤリスには、トヨタ初の高度駐車支援システムを搭載。シフト操作、パーキングブレーキはドライバーが行う。

トヨタ初の駐車支援システムが選んだのは、アクセル、ハンドル、ブレーキの自動制御。つまり、リバース/パーキングといった操作は、人間が行うという発想のシステムだ。

駐車時の操舵・加減速に苦手意識を持つドライバーがいても、シフト操作は苦にならないヒトが多い。また、電動パーキングブレーキ非搭載モデルにも展開できるのが特徴となっている。

価格も発表

改良新型リーフは、このほかにも、車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」を新たに搭載。

ボディカラーには、日本市場における新色「ビビットブルー」、都会の景色に溶け込む日産新色の「ステルスグレー」など4色の新色を採用する。また、シャークフィン・アンテナを全車標準装備としている。

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日産リーフ改良新型

運転支援の性能を高めた日産リーフのマイナーチェンジ車は、40kWhモデルが332万6400円〜418万9900円。62kWhモデルが441万1000円〜499万8400円。

自然災害が多い日本では、長期停電の際に非常用電源として利用できるクルマが注目を集めている。EV用バッテリーから給電ができる日産リーフは、こうした状況のなかで主導権を握ることができるのか、2月のマイナーチェンジに掛かる期待は大きい。


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