ある男性が遭遇したひやりとする出来事が話題となっています。

自宅アパートに帰宅したジョニー・マティスさんは地下駐車場から自宅のある1階までエレベーターに乗りました。

1階に着いて彼がエレベーターを降りると、ポメラニアンを連れた女性が乗り込んできます。

海外メディア『CNN』によると、ジョニーさんはすれ違ったその犬を「かわいい犬だな」と思って見ていたのだそう。

するとその直後、まだ犬が乗り込んでいないうちにエレベーターのドアが閉まってしまったのです。

異変に気付いたジョニーさんは飼い主に向かって「ちょっと!きみの犬!」と叫びましたが間に合わず、エレベーターは動き始めます。

そこで彼はすぐさま犬のリードを外しました。最初はなかなか外れず、やっと外れた時には犬の体は引っ張られて宙に浮いていたといいます。

その緊迫の様子をアパートの監視カメラがとらえていました。

映像を見ると、上昇していくエレベーターに引っ張られて犬のリードがドアの上まで移動しているのが分かります。そしてジョニーさんがリードを外した瞬間、リードはドアの中に吸い込まれていきました。

犬が乗り遅れてエレベーターのドアが閉まった直後、ジョニーさんは飼い主の女性がエレベーターの中で狂ったように泣いている声が聞こえたといいます。

この後、1階に戻ってきた飼い主はジョニーさんにお礼をいいながら、動揺して泣き続けていたということです。

ジョニーさんが投稿したこの動画は3万回以上リツイートされ、コメントもたくさん寄せられています。

・私も同じことになりかけた。私の犬がまだエレベーターに乗り込んでいないうちにドアが閉まり始めたの。センサーが感知してドアは再び開いたけど、それ以来リードを常に短くしてる。

・愛犬のためなら私がドアに挟まったほうがいい。だからエレベーターに乗るときはいつも犬を先に歩かせてるわ。

・この動画を見て、思わず私の犬をギュッと抱きしめた。

コメントにもあるように、動画と同じ状況になりかけたという飼い主は少なくないようです。

もしあの場所にジョニーさんがいなかったら犬がどうなっていたか…想像するとゾッとします。

ペットの室内飼いが一般的になっている現代では、ペットを連れてエレベーターに乗る機会もあるでしょう。

その場合はコメントにもあるようにリードを短く持ったり、ペットを先に乗せたりするなど、飼い主が十分に気を付ける必要がありますね。


[文・構成/grape編集部]

出典
@JohnnayyeeeCNN
※写真はイメージ