躍動感あふれるジャンプの途中に“虚無の表情”で見つめてくる猫が、Twitterに投稿され反響を呼んでいる。

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写真家の久方広之さんはこの日、港町の駐車場の隅で猫たちの躍動する姿を撮影していた。その中の白猫は、体をひねらせながら後ろ足で立ち、前足でパンチを構えているような姿を披露。求めていた躍動感あふれるポーズだったが、カメラを見つめる猫の目は半開き。空虚なようにも、にらめつけるようにも見える微妙な表情を見せていた。


猫の写真を数多く撮っている久方さんによると、猫がこのような表情を見せることは度々あるという。撮影の際には猫じゃらしで猫の気を引くが、猫は自分の予想よりも高い位置に振られると、反射的に飛び上がったものの途中で届かないことを理解。すると、猫じゃらしを振る人に対して、「ちゃんと手が届く範囲で猫じゃらしを振れ」というサインを込めたような表情で見ることがあるという。


躍動感あふれるポーズと対比した白猫の“虚無の顔”に、Twitterでは面白いという声が多数。「まさに『達人』の顔つきw」「この仕方なく付き合ってやってる感」といった声や、シュールな表情がチベットスナギツネのようにも見えるというコメントも寄せられ、大きな反響となっている。久方さんが撮影した猫は、写真集「のら猫拳」や新作「ねこ拳撮影術」で見ることができる。


画像提供:久方広之「のら猫拳」(@sakata_77) さん