最愛の娘を狙った男を許すことができず、立ち向かった末に殴りつけた父親がいる。その拍子に倒れた男が数日後に死亡したことで父親は逮捕されたが、関係者、そして家族からは「悪いことはしていない」「すぐに釈放してあげてほしい」という声があがっている。
■物乞いの男
米アリゾナ州で暮らすある40代の父親が、16歳の娘と友人二名を車に乗せ走っていた。
しかし娘が「トイレに行きたい」と言い出したことから、コンビニの駐車場で停車。娘はそこでコンビニに入り父親は車で待っていたというが、物乞いの男がフラフラとコンビニに入り、娘の後に続きトイレがある方向に向かったという。
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■激怒した父親
トイレから出てきた娘はおびえた様子で、「変な人がいた」と父親に報告。使用中のトイレの中に物乞いの男が無理やり侵入を試みたといい、その話を聞いた父親はすぐに店員のもとへ。事情を伝え「あいつです」「ちゃんと対処してほしい」と伝え、自分の車に戻ったという。
にもかかわらず男が拘束されることもなく店を後にする姿を見て、父親は激怒。すぐに車の外に飛び出し男にパンチを浴びせたところ、男は転倒。鼻の骨を折り脳にダメージを受けた男は救急搬送されたというが、5日後に搬送先の病院で死亡した。
■下された実刑判決
この件で出廷した父親に下された判決は、じつに懲役8年の実刑判決。
服役することになった父親につき、あやうく襲われかけた少女の母親は「あの人が悪いことをしたとは思っていません」「どこの親だって、子供のためならああいう行動に出るでしょう」とメディアにコメント。
「子供を守ったがために責められるなんてありえないし、私は彼を愛しています」とも付け加えた。
■世間の声
この父親につき「自由にしてあげてほしい」という声が浮上する一方で、「襲われかけた娘を助けるべく殴ったのならまだしも、未遂に終わったあとに殴って死なすのはよくない」「殴り殺すのはどう考えてもやりすぎ」という声も噴出している。
コンビニのスタッフがすぐに通報して男を逮捕させていたら、父親もここまで荒れることなく自宅に戻れていた可能性は高そうだ。
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