MF井手口のヒジが相手MFの顔に当たってイエローカード

 森保一監督率いる日本代表は、18日に韓国・釜山で行われているE-1選手権最終節で韓国代表と対戦し、0-1で敗れて2013年以来3大会ぶりの優勝を逃した一方、韓国に3連覇を飾られた。白熱した日韓戦となったなか、「UFCファイターのようにヒジを使う日本人選手」と韓国メディアが報道。その様子を捉えた決定的な1枚を公開し、「非マナーサッカー」と批判を展開している。

 優勝の懸かった日韓戦は序盤から激しい攻防を繰り広げ、日本は最終ラインからボールをつなぎながら攻め手を窺うも韓国の激しいプレッシャーに苦戦。前半9分、相手のコーナーキックからDFキム・ミンジェにフリーでのヘディングシュートを打たれたが、ボールはクロスバーを直撃し、日本は先制点のピンチを逃れた。

 日本が相手の圧力に押され始めたなか、前半28分にスコアが動く。ゴール正面でボールを受けたMFファン・インボムが左足に持ち替えたところ、日本は4人が距離を詰めに行ったがミドルシュートはその間を通過。そのままゴール左隅に吸い込まれ、先制点を奪われた。

 日本は後半開始からMF相馬勇紀を投入。同17分にMF大島僚太、同33分にMF仲川輝人を投入したが、決定機らしいチャンスを作れないまま時間が経過し、そのまま0-1で敗戦。日本は首位から転落した一方、韓国に逆転での大会3連覇を許した。

 この一戦で韓国メディアが注目したのは、前半40分のシーンだ。敵陣で味方からパスを受けた井手口がボールを失った際、右ヒジが相手MFソン・ジュノの顔面を直撃してピッチに倒れこんだ。このプレーで、井手口にはイエローカードが提示されている。

韓国メディアが指摘「サッカーの試合中に絶対に使ってはならないヒジを振り回し…」

 韓国の総合ニュースメディア「インサイト」は、「UFCファイターのようにヒジを使う日本人選手」と報じると、「日本が『非マナーサッカー』を見せて試合の質を落とした」と指摘。続けて、次のように記している。

「韓国に0-1とリードを許した後、ますます荒れる日本はついにヒジまで使い始めた。日本はまるで自分たちがサッカー選手ではなく、UFCファイターのような動きを見せ始めた」

 アメリカの総合格闘技UFC」を引き合いに出し、井手口のプレーを批判。「サッカーの試合中に絶対に使ってはならないヒジを振り回して韓国に脅威を与えた。これを見た審判はイエローカードを取り出し、警告を与えた」と説明を加えている。

 球際での激しさも目立った一戦において、“決定的瞬間”が反響を呼んでいるようだ。(Football ZONE web編集部)

日本代表MF井手口(左)の激しい肘打ちが話題【写真:Getty Images】