伊藤詩織

ジャーナリスト・伊藤詩織さんが、元TBS記者・山口敬之氏から性的暴行を受けたとして、1,100万円の損害賠償を求めた民事訴訟にて、東京地裁は18日の判決公判で、山口氏に330万円の支払いを命じた。

このことについて、19日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)での玉川徹氏の発言に、多くの反響が寄せられている。

■「喫茶店でも良かったはず」と指摘

逮捕直前に逮捕状が執行されず、昨年の刑事訴訟では山口氏は不起訴処分に。しかし、民事で争われた今回の訴訟では、伊藤さんの訴えが全面的に認められる形となった。

玉川氏は、事件当時伊藤さんは米国での仕事が内定し、山口氏が上司になり得る人だった状況を説明。そうした状況で合意があったとしたなら、その後わざわざ上司を貶め、職を失うようなことをするのは不自然だと強調した。

その上、山口氏に対し「(ビザなど)手続きの問題しか残っていなかった状況の中で、喫茶店でもいいわけですよ、お話するのに」と不可解な点を指摘する。

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■飲んだものが「アルコールかどうかも…」

玉川氏は続けて「2軒も居酒屋お寿司屋さんを事前に設定しておいて、当然2軒も行けばお酒だっていっぱい飲むし…」と、山口氏の計画性も指摘。

続けて「そういう風なとこに行って、彼女は酩酊状態になるわけですね。これもアルコールなのか分かりません」と鋭く切り込む。

■酩酊したら「病院or自宅に送る」

そして、「(伊藤さんを)送っていくってときに、酩酊状態になったら、僕だったら急性アルコール中毒を疑います」と玉川氏。

「前後不覚になってるんだったら、病院に連れて行こうって考える。そうじゃないなら、家に送って帰ろうと…そう考えるのが普通だと思う中、わざわざ自分が泊まってるホテルに連れていくって選択肢が思いつかないですね、介抱にしても」と語気を強めた。

■直前の逮捕中止も「異常」

山口氏が控訴する意向を示していることについては、「これから二審、三審とあるわけですから、もしかしたら(判決が)ひっくり返るかもしれない」と懸念を示す。

その理由として、「逮捕状が直前で止まってる、こんな異常なことが起こるんだったら、これからも異常なことが起こり得るなと、上に行けば行くほど」とコメント。そのうえで、「でも、僕は詩織さんの言っていることを信じます。仮にどうなっていったとしても」と強く訴えた。

この玉川氏の発言に、視聴者からも「玉川さん今日もいいこと言う」「もう、満点の報道!」「よく言った」など、多くの反響が寄せられている。

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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい

『モーニングショー』伊藤詩織さん勝訴にド正論飛び出す 「酩酊したら…」