アーセナルの新指揮官に就任したミケル・アルテタ監督が、就任会見に臨んだ。

アルテタ監督は、バルセロナの下部組織出身で、パリ・サンジェルマンレンジャーズレアル・ソシエダでもプレー。2005年1月にエバートンレンタル移籍で加入すると、同年7月に完全移籍。エバートンでは中心選手として大きく評価を上げた。

2011年8月にはアーセナルへと完全移籍で加入すると、変わらぬパフォーマンスに加え、キャプテンを務めることもあり、チームの欠かせない存在に。2016年7月に現役を引退していた。

引退後は、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でマンチェスター・シティアシスタントコーチを務め、プレミアリーグ連覇などを経験。晴れて、古巣で監督業をスタートさせることとなった。

アルテタ監督は、自身が現役時代にプレーしたアーセナルでの監督就任について、率直な気持ちを述べた。

「私はホームに帰ってきた。このクラブの監督になる機会をもらえたことをとても嬉しく、誇りに思う」

「この挑戦が来るのを数年前から準備してきた。期待を知っており、レベルを知っており、クラブの身の丈とそこにふさわしいものを知っている」

「だから、その準備ができているし、選手たち、そしてこのクラブのみんなと一緒に仕事を始めるのが待ちきれない」

「私は良い雰囲気を持っている。ロンドンコルニーを歩いてから、良いエネルギーを感じている、より多くのエネルギーを与えてくれることを幸せに感じている」

また、エミレーツ・スタジアムに指揮官として戻ってきたことについてもコメント。いつの日か、指揮を執ることを考えて過ごしてきたと語り、成功する準備が整っていると強調した。

「変な気持ちだった。4、5年前は役職も職務も違ったが、ここを去った日は夢のようだっが。だから、このクラブで引退することを決断した」

「外で学ぶつもりがあり、準備をし、いつかその一歩を踏み出す準備ができていると感じ、いつか戻ってこれればと思っていた」

「このクラブをとても尊敬しているし、準備ができていると感じていなかったら、この椅子には座っていないよ」

また、世界最高の指揮官の1人として数えられるグアルディオラ監督の下で学んだことについても言及。バルセロナバイエルン、そしてシティで数多くのタイトルを獲得した極意を学んできたようだ。

「アドバイス?彼から主に学んだことは、固い意志を持つこと、一貫していなければならいこと、毎日クラブの文化に適合しなければ勝者のメンタリティは生まれないということだ」

「それをキープすることがさらに難しいため、毎日が重要であり、すべての行いが重要であり、全ての組織が重要だ」

「彼の仕事量は信じられないものだ。ただ、私にとっての秘密は、人々、選手、スタッフが提供しようとするものを信じなければならないということだ」

「それを伝えることができなければならず、人々はそれに賛成する。そうすることで、チームになり、みんなが一緒になって団結し、より強くなる」

アーセナルは21日にプレミアリーグ第18節にアルテタ監督の古巣・エバートンと対戦。この試合は暫定指揮官のフレドリック・ユングベリ氏が指揮することが発表されており、アルテタ監督の初陣は26日の第19節ボーンマス戦となる。

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