やべっちF.C. 東京五輪最終予選直前スペシャル」が、12月22日(日)にテレビ朝日系でオンエア。

【写真を見る】やべっちF.C.チーム”の中田浩二

恒例のフットサル対決で“やべっちF.C.チーム”が、過去のオリンピックに出場したレジェンドたちによる“オリンピックALLスターズ”と激突する。

■ “やべっち F.C.チーム”がレジェンドたちに挑む

毎年恒例となっている「やべっちF.C.」の年末1時間スペシャル。東京オリンピック前年となる2019年最後の生放送は、“東京オリンピックを全力で盛り上げる!”が最大のテーマとなる。

そこで今回は、2020年1月8日(水)に開幕する「東京五輪アジア最終予選」へ向けて、“やべっちF.C.チーム”と“オリンピックALLスターズ”によるフットサル対決を実施。

やべっちF.C.チーム”のメンバーは、矢部浩之中山雅史選手、中田浩二選手と現役Fリーガーら。

一方の“オリンピックALLスターズ”には、稲本潤一選手(シドニー五輪出場)、松井大輔選手、駒野友一選手(アテネ五輪出場)、豊田陽平選手(北京五輪出場)、宇佐美貴史選手(ロンドン五輪出場)らが参戦。

オリンピックに加えA代表でも活躍し、日本サッカーで一時代を築いてきた彼らに対して、過去の「フットサル対決」でも好勝負を展開し、強敵を撃破してきた“やべっちF.C.チーム”が、今回も一泡吹かせようと立ちはだかる。

激しい点の取り合いとなった試合は、レジェンドたちやFリーガーが華麗なプレーを披露。一進一退の手に汗握る展開となり、矢部も笑いを忘れて高度なテクニックを見せるなど、レジェンドたちに果敢に挑んでいく。

矢部浩之と中田浩二が見どころを紹介

激しい点の取り合いとなった試合後、矢部は「今年は疲れたー」と話し、「宇佐美選手がフルで出場して(試合に)テンポがありましたから。前線に残っている僕がしんどかったということは、ディフェンスの選手はもっとキツかったと思いますけど(笑)」とコメント。

中田も「もう少しふわっと来てくれるかと思っていたんですが、最初から向かってきたので、いつもと違うと思いながらやっていました。攻守の切り替えも速い。いつもならゆっくりと守備に戻るのに、今回はみんなが素早く戻っていて結構キツかったですね。でも、楽しかったです」と振り返る。

さらに、「稲本選手と松井選手が、前線にいる僕にとっては嫌なポジションに立っているんですよ」と2人の何気ないプレーについて語る矢部。

中田も「(味方のGKが)上に投げると外に出ちゃうし、下へ投げると取られるような嫌なポジションでしたね」と同調し、矢部は「きちんと計算しているんでしょうね。GKが投げるのを躊躇するような場所に立っていた。うまいなぁと思いましたね」と褒め称える。

2人が「今日のレベルは高かった」と口をそろえるフットサル対決。「レベルの高いところが、今日の試合の見どころですね。どのゴールも、みんなキレイに決めていましたし」と、矢部が見どころを説明。

中田は「僕としては、ディフェンスで頑張りました。相手に振られながらも、必死で動いたところは見てほしいと思います(笑)」と、自身のプレーをアピール。

矢部も「番組でのフットサルでは、中田浩二がボールを狩る瞬間があるんです。僕はそこが好きなんですよ」と、現役時代を彷彿とさせる中田のプレーに太鼓判を押した。

2020年1月8日(水)に開幕する「東京五輪アジア最終予選」。そこで、東京オリンピックでの活躍も期待される日本の U-23世代の注目選手について、矢部と中田が語った。

矢部浩之、中田浩二コメント

――1人目は、鹿島アントラーズで活躍するFW・上田綺世選手。森保一監督の下、A代表でもプレーし、最多の15ゴールをマーク。今年のコパアメリカでも、3試合全てに出場しています。

矢部:期待感のある選手ですね。これからどんどん伸びていくと思うし、すごく楽しみです。日本代表ではFWで注目される選手が少ないので、とても貴重な選手だと思います。

中田:ワントップを張れる選手だと思います。動き出しも良いですし、ポストプレーもうまい。全てのプレーの水準が高いと思います。自分の良さを、どんどん出してほしいと思います。

――上田選手同様、A代表にも収集されている遠藤渓太選手(横浜F・マリノス)は、左ウイングバックでのチャンスメイクなど、チームの攻撃の起点となっています。

矢部:個人的に、プレースタイルが好きな選手です。これから、いろいろな選手から影響を受けて、大きく変わっていく可能性があると思って見ています。

相手ディフェンスにとっては嫌なタイプの選手。伸ばすところを伸ばしてくれると、面白いと思います。

中田:持ち味のスピード、キレのあるドリブルを、積極的に仕掛けてほしいですね。そうやって相手を抜いたり、ゴールを奪うことで、自信をつけて成長していくと思います。

U-23日本代表には堂安律選手、久保建英選手という海外組の良い選手がいますが、外から仕掛けないと彼らも中で生きてこない。なので、今度の大会では彼にどんどん仕掛けてほしいです。

――今年の東アジアE-1サッカー選手権で、A代表に初めて選出された田中碧選手(川崎フロンターレ)は、10月のブラジル遠征に帯同し、ブラジルとの親善試合で2ゴールを挙げて注目を集めました。

矢部:インタビューで、中村憲剛選手など良い先輩に囲まれて、アドバイスをもらっていますと言っていたのが印象的でした。今のサッカーのスタイルでは貴重なポジション(ボランチ)の選手だと思うので、頑張ってほしいですね。

中田:今年、すごく成長した選手ですね。足元の繋ぎもうまいし、ミドルシュートで得点もできる。守備もできるし、そんな良いところを今度の大会でも出してほしいです。チームを引っ張るぐらいの気持ちで、やってほしいと思いますね。

――最後に、東アジアE-1サッカー選手権の香港戦では、ハットトリックを記録した小川航基選手(水戸ホーリーホック)。今年のトゥーロン国際大会での、ブラジルとの決勝戦でもゴールを奪うなど、ストライカーとして決定力の高さを誇ります。

矢部:ここ一番で、結果を出す選手という印象があります。気持ちを表に出す選手というイメージがあるので、試合に出なくてもチームに必要な選手だと思います。

中田:スタートから出ても、途中から入っても、ストライカーらしいプレーをしてくれる選手。上田と競争して、刺激し合って、頑張ってほしいです。気持ちの強い選手で、得点を取れる選手ですね。

――そして、「東京五輪アジア最終予選」への期待もお願いします。

矢部:ベストは東京五輪の前に、波に乗るために良い結果を残すことでしょうけど、ロシアW杯で日本代表が大会前の不評を覆して活躍してくれたことを考えると、そんな反骨精神も日本代表かなと思ったりもします(笑)。

でも、やはり強い気持ちを持って、良い成績を残してほしいですね。番組でも東京五輪世代の選手にインタビューをしているんですが、みんなが「金メダル」という言葉を口にするんです。彼らもどこかで自信をつかんでいるのでしょう。

この大会で1つブレイクして、またマスコミや国民の皆さんに興味を持っていただきたいです。

中田:東京五輪本番までアピールの場も限られていると思うので、今回は選手たちにとっても貴重な大会。ここでレギュラーをつかみ取る、海外組が来てもレギュラーは渡さないぞというぐらいの、強い気持ちで試合に臨んでほしいと思います。

レベルの高い競争に期待したいです。競争があって選手たちが伸びれば、海外組、オーバーエイジが入って、さらにチームは良くなっていきます。オリンピックに出るために自分がやらなければいけないんだという思いで、戦う大会にしてほしいです。(ザテレビジョン

「やべっちF.C. 東京五輪最終予選直前スペシャル」で、矢部浩之ら“やべっちF.C.チーム”と“オリンピックALLスターズ”がフットサルで対決