（fizkes／iStock／Getty Images Plus／写真はイメージです）すでに仕事は辞めているという元医師が、多くの子供たちを虐待していた可能性がある。先月まで「約200人か？」とも報じられていた被害者の総数だが、実際の数字はそれをはるかに上回る可能性が出てきた。
■元医師の蛮行
フランスで暮らす元医師（68）が、30年にわたって多くの子供たちを性的に虐待していたという報道がある。
当初は「被害者の数は約200人か」とも報じられ、「当時6歳だった女児も被害者に含まれる」とのニュースに世界が震撼。しかし被害者の数がさらに多い可能性を当局が明かし、さらに波紋が広がっている。
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■仏史上最悪の小児性愛犯罪
まずは「女児、親戚の子供、患者などを襲った」として起訴された男だが、その後の捜査で犯行の様子を赤裸々につづった日記まであることが判明。
その内容を当局が徹底的に捜査し、名を記載されていた被害者たちの話を聞くことができたという。それを機に長いあいだ秘められていた被害状況が明らかになったというが、男は「日記に書いてある内容は私の空想物語に過ぎない」などと釈明している。
■被害者の数
当局の最新発表によると、被害者の数は349人に及ぶ可能性があるとのこと。「現時点ではうち229人が捜査に協力しおえ197人が告訴に至っている」と海外メディアは報じている。
ちなみに男が多くの子供たちを虐待していた時期は、1989年から2017年まで。子供たちの多くが被害状況をはっきり記憶しているというが、不安が大きく長いあいだ胸に秘めていたとみられている。
■男の今後は…
3月17日には、この男の裁判が始まる。重い刑を望む声は当然多いが、ずいぶん昔の虐待行為については残念ながら告訴は不可能だという。しかし男がすでに70歳前であることを考えると、死ぬまで刑務所から出られない可能性は高い。
世間からは「とんでもないやつ」「死刑がふさわしい」「死ぬまで刑務所にいればいい」という声、また「警戒心と危機感を持ち子育てしなくては」という親たちの声もあがっている。
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