マンチェスター・Uに所属するイングランド代表DFハリー・マグワイアが、支配率で上回る試合で勝てない理由は分からないと語った。22日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 22日に行われたプレミアリーグ第18節でマンチェスター・Uはアウェイでワトフォードと対戦。50分にGKダビド・デ・ヘアのキャッチミスから先制点を許すと、54分にはPKを決められ、ここまでわずか1勝で最下位に沈んでいたワトフォード相手に0-2で敗れた。

 データサイト『OPTA』によると、オーレ・グンナー・スールシャール体制のマンチェスター・Uは、支配率で対戦相手を下回った試合では勝率73%(11試合で8勝)を記録している一方、支配率で上回った試合の勝率はわずか36%(28試合中10勝)にとどまっているという。ワトフォード戦も支配率64%を記録しながら、完封負けを喫している。

 この試合にフル出場したマグワイアは試合後、「だらしがなかった。特に前半はチームとして何度もボールを手放してしまった。この試合は勝つべきだったと思う。僕たちにもギャップがあったが、だらしなくボールを握り続けてしまったね。前半に先制するべきだった。この試合一番の決定機があったからね。それは決めないといけなかったと思う」と振り返った。

 また、支配率で上回っている時に勝てない理由について聞かれると、「それは僕たちではどうすることもできない。トレーニングでは一生懸命やっている。それが僕たちができる全てだ。準備はできている。でもこの状況には失望しているよ」と理由は分からないと語った。

 リーグ戦7試合ぶりの黒星を喫したマンチェスター・U。次節は26日にホームでFW武藤嘉紀が所属するニューカッスルと対戦する。

ワトフォード戦を振り返った(左)マグワイア [写真]=Getty Images