映画『Fukushima 50』の本予告映像が公開された。

門田隆将によるノンフィクション書籍『死の淵を見た男 吉田昌郎福島第一原発』をもとに、東日本大震災時の福島第一原発事故を描く同作。タイトルの「Fukushima 50」は海外メディアが生み出した呼び名で、事故発生以降も現場に残り続けた約50人の作業員たちを指す。福島第一原発1・2号機当直長・伊崎利夫役に佐藤浩市福島第一原発所長の吉田昌郎役に渡辺謙がキャスティングされているほか、吉岡秀隆吉岡里帆斎藤工佐野史郎、安田成美らが出演している。

本予告映像には、東日本大震災が発生し、全電源喪失を意味する「SBO」に陥った福島第一原発と作業員たちの様子が捉えられており、原子炉建屋内での危険な作業に向かうメンバーを募る場面や、「余計なこと言わずにやれよ」という言葉に対し「あんたら一回現場来いよ!」と声を荒げる吉田の姿、「こんな所にいたら無駄死になんですよ」という作業員の言葉、「最後に何とかしなきゃいけないのは、現場にいる俺たちだ」と語る伊崎の姿などが確認できる。

あわせて公開された本ポスタービジュアルには、佐藤浩市渡辺謙をはじめ、吉岡秀隆、安田成美らが演じた福島第一原発の作業員たちの姿が写し出され、「奇跡は起きると、信じたからこそ―」というコピーが使用されている。

『Fukushima 50』本ビジュアル©2020『Fukushima 50』製作委員会