2020年シーズンの中国スーパーリーグの概要が発表。給与面や外国人枠など、様々な部分での変更が発表された。

かつては“爆買い”が大きな話題となり、ヨーロッパで活躍するトッププレーヤーを資金力に任せて大量に獲得していた中国スーパーリーグのクラブたち。しかし、近年は中国サッカー協会(CFA)の方針転換などもあり、給与面などが改善されている。

今回の変更点で大きな部分をピックアップすると、まずは外国人枠の変更だ。これまでよりも1名増加され、各チームは5名まで外国人選手を保有可能に。試合には4人が同時にピッチに立てるようになった。

また、選手の給与にも上限が設定されている。今冬の契約から適用され、中国籍選手の上限は1000万元(約1億5600万円)となり、中国代表選手は20%増の1200万元(約1億8700万円)となる。一方で、外国籍選手は3000万元(約4億6900万円)に上限が設定されている。いずれも税抜きの金額だ。

また、U-21の選手は年間30万元(約470万円)の給与が上限となる。中国スーパーリーグで一定の試合に出場した場合は、この条件が免除されるとのこと。積極的に国外でのプレーを奨励することを目的としているようだ。

一方で、帰化選手に関する規則は決定していない。ブラジルから帰化したエウケソン(広州恒大)らが対象となるが、外国籍選手と同等に扱う可能性も出てきている。

その他、2021年までにクラブ名から企業名を削除することも決定した。既に変更を行っているチームもある。例えば、広州恒大は、広州FCや広州ユナイテッド、広州シティに名前を変更しなくてはならなくなる。

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