英メディアが9月のサンタクララ戦で見せた美技に最脚光 ファンからは感嘆の声

 ポルトガル1部ポルトの日本代表MF中島翔哉は、現地時間19日に行われたポルトガル杯5回戦のサンタクララ戦に先発出場し、待望の移籍後初ゴールを奪った。同国屈指の強豪でのさらなる活躍に期待が高まるなか、英サッカー専門サイト「Dugout」は今年9月に行われた同じ相手との一戦で見せた中島の美技に再脚光。「非現実的なスキル」と称賛している。

 中島が観る者を魅了したのは、9月25日に行われた国内リーグカップ初戦のサンタクララ戦だった。絶妙なクロスから移籍後初アシストで決勝点を演出し、1-0の勝利に貢献した中島だったが、試合後に大きな話題を呼んだのは後半に見せた切れ味鋭いエラシコとバックヒールパスだった。

 自陣で縦パスを受けようとした中島に対し、サンタクララのブラジル人DFルーカス・マルケスがタックルを仕掛けたが、中島は一足先にボールに触り、右足裏でボールを手前にコントロールしながら鋭く反転。続いて目の前に立ちはだかったDFラファエルラモスも鋭いエラシコで置き去りにした。

 また、その後のプレーでは敵陣左サイドのタッチライン際に追いつめられ、後方から相手2人に寄せられた中島だったが、右足のバックヒールで味方にパスを通し、局面を打開している。

 この動画を「Dugout」が「やめて、ショウヤ・ナカジマFCポルトの非現実的なスキル」との一文を添えて公式ツイッターに再投稿。返信欄にはファンから「翼???」「エクセレントな選手」「クラッキ」など感嘆の声が上がっていた。

 年内最終戦となった12月22日リーグカップ・シャヴェス戦(4-2)でも1アシストをマークした中島は、束の間のオフを経て2020年は1月5日リーグ第15節スポルティングCPとの上位対決からスタート。中島のさらなる活躍に期待は高まるばかりだ。(Football ZONE web編集部)

華麗な美技を見せ再脚光を浴びたポルトのMF中島翔哉【写真:Getty Images】