チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が、ブラジル代表FWウィリアンの新契約締結に動いていることを認めた。25日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在31歳のウィリアンは2013年8月にチェルシーに加入。ベルギー代表MFエデン・アザールが退団したことで、今季から背番号「10」を着用し、ここまで公式戦23試合の出場で5ゴール4アシストを記録している。

 チェルシーとの現行契約は2020年6月までとなっているが、いまだ新契約締結は至っていない。ウィリアン自身は先日、40歳までチェルシープレーしたいとの希望を明かしつつ、今後についてはまだ何も決まっていないとコメントしていた。

 注目されているウィリアンの去就についてランパード監督は「(契約について)彼はクラブと話し合っているよ。お金の面について話している」と契約延長交渉をしていることを明かし、同選手がいかに重要な選手であるかを次のように語った。

「彼は私にとって素晴らしい存在だ。特に先日の試合(トッテナム戦)のようなプレーをする時はね。あれは信じられないようなパフォーマンスだった。彼にはその才能がある。そのことには私がこの仕事に就く前から知っていた」

「前にも言ったことがあるかもしれないが、外から見ていた昨年や一昨年は、彼が試合を本当に楽しみながらプレーしていたのか分からなかった。ちょっとしたボディランゲージだったり、集中していると集中していない時があった」

「だから、シーズンが始まる前に私は彼のことをどう思っていてどう見えているかを伝えたんだ。彼をフィットさせて、ボールがない時も一生懸命プレーしてもらえるようにね。なぜなら私は彼がそれをできると知っていたからね。そして、ボールを持っている時はある程度自由にしている。彼には相手選手を置き去りにするような信じられない力があるからね」

ウィリアンについて語ったランパード監督 [写真]=Getty Images