12月26日(木)に「LIFE!presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」(夜10:00-11:15ほか、NHK総合ほか)が放送される。

【写真を見る】劇中では男装も披露!

本作は、コント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の制作陣が手掛け、内村光良演じる元忍者の右左エ門を主人公とした“忍者アクションコメディー”の第2弾。

今回、右左エ門が忍び込むのは、豪商・仁兵衛(向井理)の蔵。かつての忍者仲間から、高価な反物探しを依頼されてしまったのだ。

しかし、仁兵衛の屋敷には、くノ一アヤメ(杉咲花)、ウズラ(池谷のぶえ)、甲賀忍者の数馬(伊藤健太郎)と日向(ムロツヨシ)、仁兵衛の用心棒である利十郎(黒羽麻璃央)らが集結。果たして右左エ門は無事反物を手に入れられるのか!?

「ザテレビジョン」では、くノ一役でバディーを組む杉咲と池谷にインタビューを行い、役柄についてや、現場のエピソードを聞いた。

■ 普通の時代劇では、絶対私にくノ一役は来ないと思います

――最初に、出演が決まったときにはどのように思いましたか?

池谷:私は去年の「右左エ門」を見ていて、楽しそうだなと思っていたので、出られることがうれしかったですね。でもくノ一役をやるとは思ってなかったので…(笑)。

普通の時代劇では、絶対私にくノ一役は来ないと思いますし、こういう機会じゃないと演じられない役なので、それもうれしかったです。

杉咲:私も、もともと「LIFE!」のコントが好きだったのもあって、今回出演させていただけることはうれしかったです。台本を見たら、スケールが大きい中でも、クスっと笑えるポイントがあったりして、楽しみになりました。

――アヤメウズラは常に一緒のバディーのような関係です。演じているお二人は、お互いにどんな印象ですか?

池谷:私、花ちゃんとはちょこちょことご縁があって。花ちゃんが10代のころに2回くらいご一緒してるんですよ。その時はまだ中学生とかだったので、改めて大人の花ちゃんと一緒にできるのがうれしいです。特に今回はがっつり共演できましたし。「そっか、お酒が飲める年になったのか~」とか、いちいち感動しちゃってました。今回は花ちゃんが先輩役を演じているのも感慨深いです。

杉咲:私は、今回のドラマは「LIFE!」にいつも出演されている方が多くて、私は一度しかコントに出演したことがなかったので、緊張感があったんです。でも、のぶえさんがすごく優しくしてくださって、お話させていただく機会も多かったので安心できました。すごく楽しかったです。

■ 「面白いな~LIFE!っぽいな」って思いました

――お二人とも「LIFE!」のコントにも出演されていますよね。コントと今回の現場の雰囲気に違いはありますか?

池谷:そうですね。コントの時は、舞台のように初めから最後まで流して撮ることが多くて、今回は普通のドラマのように撮っているので…妙な緊張感があります(笑)。

杉咲:へー! 逆に緊張されるんですか? 

池谷:そうそう。いつものコントでは、スタッフさんとかが笑ってくださるんですよ。今回はそれもないので、時々「LIFE!」ってことを忘れちゃうときもあります。

でも、普通に真面目にやってると、監督の西川さんから「あんまり真面目だと…」っていう演出が入ることもありますね。

――普段から「LIFE!」に出演されている池谷さんならではですね。逆に撮影中、特に「LIFE!」らしさを感じた部分などはありましたか?

杉咲:せりふが終わった後に、カットがかからないまでの間にアドリブで何か言ってくださいという演出があって。その時、時代劇なのに監督に「現代の言葉になっちゃっても大丈夫です」って言われたのが、「面白いな~LIFE!っぽいな」って思いました。

――ロケの撮影が多かったそうですが、いかがでしたか?

池谷:花ちゃんの殺陣が本当に素敵でした。

杉咲:いえいえいえ…ありがとうございます。

池谷:雨もあって大変でしたね。もう花ちゃんはアクションで大活躍してますよ。

杉咲:いやいや、のぶえさんもじゃないですか!

池谷:いや、私は重い何かで殴るとかしかやってない(笑)。

――杉咲さんは殺陣の撮影、いかがでしたか?

杉咲:大変でした。刀を抜いたときに、普通に抜くだけじゃなくて、カメラの位置に来るようにしないといけないとかがあって。それに、本番で「うまくやらなくちゃ」っていう思いが強くなるほど緊張しちゃって、失敗することもありましたし。

伊藤健太郎くんは、殺陣が本当にうまくて、「すごいな~」って思いましたし、一緒に殺陣をやるシーンがちょっと嫌だなって思っちゃったり(笑)。

■ 斜めに凛と立ってれば何とかなるかな

――くノ一を演じる上で意識した点はありますか?

池谷:くノ一は初めて演じますし、普通の時代劇でもくノ一がメインになっているものってなかなかないんですよね。だからくノ一の演じ方って分からなくて…YouTubeで「くノ一」って検索するとお色気的なものしか出てこないし(笑)。結局何も参考にせず、ただ斜めに立つっていう(笑)。

杉咲:私もです!(笑)

池谷:斜めに凛と立ってれば何とかなるかなっていう浅はかな考えでしたね。

杉咲:あと、拳を握るとかですよね!

池谷:そうそう(笑)。

杉咲:今回出てくるくノ一は、すごくかっこいいなと思いましたし、私としてはお凛(生田絵梨花)さんが女性らしいキャラクターなので、対照的な印象になったらいいなと思って演じていました。

――男装するシーンもありますよね。

杉咲:クランクインでしたね。

池谷:遠い記憶のように感じる…(笑)。あそこはちょっとコメディーチックですよね。花ちゃんは男装とかやったことあるんですか?

杉咲:私はないです。池谷さんはあるんですか?

池谷:私、おじさん役やったことあるの(笑)。楽しいですよね。いつもと違う感じで。

――最後に、ドラマ全体の見どころを教えていただけますか?

池谷:くノ一は、幕府からの命を受けていて、いろんなことに巻き込まれていくわけですけど、ずっと何だか右左エ門さんの近くにいるので、見守っていられるのが、楽しかったです。右左エ門さんの活躍も、すごく楽しみにしてほしいですね。

そして、右左エ門さんが最後にどうなるのか楽しみにしてほしいです。クリスマスプレゼントみたいな作品なので、ぜひご家族で見てほしいなと思います。

杉咲:私も右左エ門さんの振り回されっぷりが笑えると思います。クリスマスが終わって、次の日さみしい人もいるのかな~なんて思うので、そんな時に楽しんで見られる作品になってると思います。

池谷:あと、なかなか見られない花ちゃんのアクションシーンがたくさん見られると思うので!

杉咲:ありがとうございます! 池谷さんが丸いものに化ける姿も見てほしいです(笑)。(ザテレビジョン

くノ一として仁兵衛の元へやってくるアヤメ(杉咲花)とウズラ(池谷のぶえ)