自身のキャリアについて伊メディアで言及 「ただただ、勝つことが好きなんだ」

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、昨夏の加入から18カ月が経過したユベントスでの時間を振り返り、トリノに到着した日やセリエAで優勝した時の心境などを語ったと、スペイン紙「AS」が報じている。

 レアルで年間平均50ゴールという驚異的なペースで得点を量産してきたロナウドUEFAチャンピオンズリーグ(CL)4度制覇に貢献するなど、圧倒的な勝負強さで世界中のファンを虜にしてきた。そんな不動のエースとして君臨したスーパースターが2018年夏、新たなチャレンジを求めてイタリアに渡った。

DAZNイタリア版のインタビューに応じたロナウドは、トリノの地に来た時のことを聞かれると「お披露目された日のことをよく覚えている。ファン、私の家族や友人に囲まれていて素晴らしかった」と述べ、「カルチャーや歴史、クラブにつながるすべてのことが大好きだ。(ユベントスは)イタリア最高のクラブ。ここにいられて心から幸せだし、トロフィーを掲げたくてたまらない。イタリアでの文化や生活の仕方もとても気に入っている」と、新天地での生活に満足しているようだった。

 セリエA初シーズンは31試合で21ゴールを決め、チームのリーグ8連覇に貢献。自身初のスクデットを獲得したことについては、「私の母があの夜、スタジアムにいた。本当に特別だった。3つのヨーロッパの主要リーグでタイトルを手にした史上初めての選手となったんだ。それがチャンピオンズリーグのものだろうと、セリエA、ネーションズリーグのものだろうと、トロフィートロフィーだ。ただただ、勝つことが好きなんだよ」と話している。

 ユベントスレジェンドである元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンとの関係について質問されると、「ポジティブな気持ちで満たされていて、機嫌も良く、ブッフォンに会う時はいつも素晴らしい男だと思っていた。穏やかで寛容で、毎日そうなんだ。彼は本当に素晴らしい人間だ」と語った。

将来的に指導者になるかは「モチベーションが鍵となる」

 そして記者から自身の長所と短所は何かと聞かれると、「私はインテリジェントだ。欠点? 私にはそんなもの一つもない。常に完璧なプロフェッショナルだ」と答えていた。

 ロナウドの現行契約は2022年までとなっていて、来年2月には35歳を迎えるスーパースターの去就が注目されている。ユベントスでの現役引退節も報じられるなか、指導者になることをどう思うかと聞かれると、「今は、コーチングをすることにあまり関心がない。もしかしたら将来的にはそうなるかもしれないが、その場合、モチベーションが鍵となるだろう。私は常に、指導者は自分の情熱を伝えることができるべきだと感じてきた。楽しむこと、ドリブル、シュート、ゴールを決めることが好きなんだ」とコメント。稀代のゴールマシンはより多くのゴールと勝利を求め、しばらくの間は世界のトップを走り続けそうだ。(Football ZONE web編集部)

ユベントスのC・ロナウドが自身のキャリアについて言及【写真:Getty Images】