プレミアリーグ第19節のウォルバーハンプトンvsマンチェスター・シティが27日に行われ、3-2でウルブスが勝利した。

公式戦4連勝中の3位シティ(勝ち点38)が、8位ウルブス(勝ち点27)のホームに乗り込んだ一戦。前節のノリッジ戦でリーグ戦3試合ぶりの白星を飾ったウルブスは、その試合と同じ先発メンバーを起用した。

一方のシティは、前節のレスター・シティ戦から先発メンバーを2人変更。ガブリエウ・ジェズスとギュンドアンに代えてアグエロロドリを先発で起用した。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、11分にアクシデント。コーディからのロングフィードで相手DFの裏に抜け出したジョッタをボックス外まで飛び出したGKエデルソンが倒すと、一発レッドカードで退場に。シティのグアルディオラ監督は、アグエロを下げて控えGKブラーボを送り出した。

数的不利となったシティだが、21分にチャンス。ボックス左から縦に仕掛けたマフレズがデンドンケルに倒されると、VARの末にPK獲得。スターリングのPKは、GKルイ・パトリシオの完璧なPKストップに防がれたが、再びVARが介入。シュートの前にウルブスの選手がペナルティエリアに入っていたとして、蹴り直しが認められると、スターリングのPKは再びGKルイ・パトリシオに弾かれたが、こぼれ球をスターリングが押し込み、シティが先制に成功した。

その後、数的有利のウルブスにやや押し込まれる展開が続いたシティだが、集中した守りでゴールを死守。1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、シティはマフレズを下げてエリックガルシアを投入し[5-3-1]にフォーメーションを変更。すると50分、センターサークル内でパスを受けたデ・ブライネがワンタッチで前線へパスを送ると、相手DFの裏に抜け出したスターリングがボックス左から侵入。飛び出したGKの頭上を抜く絶妙なループシュートでゴールネットを揺らした。

数的有利ながら2失点を喫したウルブスは、55分に反撃。中央をドリブルで持ち上がったアダマ・トラオレがボックス手前から右足を振り抜くと、鋭いシュートがゴール左隅に突き刺さった。

1点を返し攻勢を強めるウルブスは、73分にジョニーを下げてヴィナグレ、79分にジョッタを下げてペドロ・ネトを投入。すると82分、ペドロ・ネトの左クロスの流れた球をライン際でメンディから奪ったアダマ・トラオレがボックス右から折り返しを供給。これをゴール前のヒメネスが流し込み、試合を振り出しに戻した。

その後、守り疲れの見え始めたシティ対して、ホームサポーターの後押しを背に猛攻を仕掛けるウルブスは90分、右サイドから切り込んだドハーティがボックス手前のヒメネスとのワンツーでボックス中央まで侵入すると、ゴール左隅にシュートを流し込み、逆転に成功した。

試合をひっくり返されたシティは、93分にペナルティアーク手前でスターリングがアダマ・トラオレに倒されFKを獲得。しかし、スターリングの直接FKは無情にもクロスバーを叩いた。

結局、試合は3-2で終了。10人ながら2点のリードをひっくり返されたシティは、2位浮上のチャンスを逃した。一方、逆転勝利でシティにシーズンダブルを達成したウルブスは、5位に浮上している。

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